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サイクル ロードレース コラム 2020年3月10日

こんな時こそ

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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新型コロナ関連のニュースが世の中を支配しています。

当ブログもすっかり新型コロナ関連の記事ばかりになってきてしまいました...。

「なんか他の話題に触れたいな」とは感じているものの、どうにも関係のないことを書く気にもなれず、結局、時事ネタへと回帰してしまう状況となっています。

そんな中、昨日は「パリ〜ニース」の第1ステージの解説を担当いたしましたが、丁度日本に一時帰国している新城幸也選手がスペシャルゲストで御出演くださり、「UAEツアー」で経験した「コロナ騒動」などのリアル話をたっぷりと伺うことができました。

私自身、現状先行きが不透明な中で「ツアー・オブ・ジャパン」の開催準備を進めている状況であり、普段は元気に振る舞うようにしているものの、正直、ふとと心が「ドンヨリ」してしまう瞬間というのも当然あったりします...。

しかし、新城選手が発するいつもポジティブオーラと、冷たい雨の中にも関わらず「パリ〜ニース」を戦う選手たちの勇敢な姿を国際映像を通じて見ていると、自然と元気になり、月並みな表現ですが、たくさんの「勇気」と「元気」をもらうことができました。

「新型コロナウイルス」は、まだまだ全世界で進行中(拡大中)の不確定要素が非常に多い問題であり、自分ひとりでできることが非常に限られている難しい課題といえます。

但し、昔から「ひとが成長や進化をするとき」というのは、「うまくいっている時」ではなくて、むしろ「逆境に置かれた時」なのだと感じる瞬間がたくさんありました。

それは、自分自身に対してもそうですし、周囲のひとたちをみていてもそう感じます。

ひとは基本的に大変な状況から逃げたいと思う本能を持っています。

それはある意味で正当な「リスク回避」のため行動なのかもしれませんが、一方で、逃げてしまうと、なんというかそこで得られたはずのある種の「チャンス」を逸する気もします。

現在の状況は「なにがなんでも行動を起こす」というタイミングではありませんが、それでも「感じること」や「考えること」はできる時でもあります。

こんな時こそ、平時では生まれにくい感覚と発想を研ぎ澄まし、来るべき次のステップに向けて前向きな気持ちを持ち続けたいものです。

栗村 修

中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。

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