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サイクル ロードレース コラム 2020年1月4日

個人メディア

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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あっと言う間にお正月の三が日が終了し、明後日から世の中が動き出します。

ロードレース界でも各選手の新ジャージ姿がSNSなどで一斉に公開されて、いよいよシーズンがはじまるんだな、という実感が湧いてきます。

UCIワールドツアーの初戦は1月21日〜26日にオーストラリアのアデレード近郊で開催される「SANTOS TOUR DOWN UNDER」となっており、早くもオーストラリア入りして調整を開始している選手もいるようです。

「J SPORTS」では前哨戦の「ダウンアンダー・クラシック(1月19日)」を含めて全戦ライブ中継いたしますので、お楽しみにお待ちください!出場選手情報などは改めてアップいたします。

さて突然ですが、個人的にYouTubeチャンネルをはじめてみました。その理由は以下の通りです。

◯最近多くの著名人が情報配信媒体としてYouTubeを採用しはじめている
◯各SNSの将来予測でYouTubeの伸び率が最も大きい
◯スマホの進化やモバイルデータ通信環境の改善などにより高画質動画の配信や視聴が日々容易になってきている

要するに、YouTubeを日常的に観る人の数が拡大傾向にあり、また、コンテンツ提供者の数も増えている状況にあります。

鋭いアンテナを持っている方などはすでに何年も前からYouTubeをはじめていたと思いますので、正直「今更感」はあるかもしれませんが、それでもここ1〜2年のYouTubeの拡大傾向はかなりのものがあります。

当然、YouTubeはこれから更に「レッドオーシャン化」していくはずですから、いわゆる「ユーチューバー」として稼いでいくのは相当困難になるでしょう...。しかし、市場が拡大するのであれば、そこへ一歩踏み出すのはとても大切だったりもします。

わかりやく言うと、これまで文章でアウトプットしていたもの(例:ブログやTwitter)が、映像や音声に切り替わっていく傾向にあるということです。プラットフォームはYouTubeである必要はないものの、やはり使用者が最も多いプラットフォームがより有利になります。

一方、同じ映像コンテンツを比較した場合でも、これまでの「マス型」から一気に「個人型(選択型)」への切り替わりが進んできているのは間違いありません。今後「個人メディア」の影響力というのは拡大していき、同時にマーケットの細分化(マスメディアとは逆方向)が顕著になっていくものと思われます。

そして、世の中に趣味や嗜好の合うひと同士が集まる「濃いコミュニティ(オタク?)」がたくさん構築され、「マス媒体」による不特定多数に向けた一律の情報配信という形が力を失っていくはずです。

但し、全てが切り替わるにはまだまだ時間がかかるとは思いますが、それでも最近の若い人たちがいわゆる地上波のテレビをあまり観ていないという事実を考えると、徐々にそちらの方向へと進んでいくのは確実なのでしょう。

ちなみに「J SPORTS」という媒体はスポーツというコンテンツに特化した「濃いコミュニティ」の提供者でもあるので、スポーツに需要がある限りは良い方向性を持ったメディアなのだと思います(同業者とのつばぜり合いはあるでしょうが...)。

ということで、これまでも一定の情報発信を続けてきた者として、まずは試しにYouTubeをはじめてみた次第です。

皆さんも是非「個人メディア」の世界に踏み出してみてはいかがでしょうか!

栗村 修

中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。

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