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今週末は国内最大規模のスポーツバイクイベント「第36回シマノ鈴鹿ロードレース」が三重県の鈴鹿サーキットにて開催されています。
2018年の延べ参加者数は約11,000人で、一昨年から「シマノ鈴鹿ロードレース クラシック」と名称が変更されたJCF主催の本格的なプロも参加するロードレースを筆頭に、レベル別・年齢別の各カテゴリーの個人ロードレース、更にサイクルマラソン、個人タイムトライアル、エンデューロなどの個人種目、そして、チームタイムトライアル、エンデューロ、5ステージスズカといったチーム種目などがラインナップされています。
更に、ウィーラースクールや各種講座なども併催されており、ロードバイクを中心とした「走る」スポーツバイクイベントの中心的な存在として、長らく日本のサイクルレースシーンを牽引し続けています。
ところで、述べ人数ではありますが11,000人という参加者数に対して、自転車1台の平均価格(仮に40万円)を掛けた場合、各種レースを走る自転車の総額はなんと44億円となってしまいます!
純粋な参加者数が約5,000人だったとしても、会場に集まる自転車の総額は20億円ほどとなります。
ちなみに鈴鹿サーキットでは、毎年ゴールデンウィークに「スーパーカーフェスティバル」という世界中の高級スポーツカーが集まる豪華なイベントが開催されています。
ここには往年の名車から最新のハイパフォーマンスモデルまで世界を代表するスーパーカーが集まり、その数はフェラーリやランボルギーニなどを中心に40台以上にのぼります。
仮に1台の平均価格が5,000万円だった場合、会場には総額20億円以上のスーパーカーが集まっていることになるので、それこそしっかりとした警備体制も必要になってきます...
あれ?総額20億円ってシマノ鈴鹿ロードに集結する自転車の総額と一緒ですね...
すべて勝手な推定値で計算してしまいましたが、この様に考えると自転車イベントの市場規模もバカにはできません。
更に自転車と同じ数の人間が動いて宿泊や飲食もするわけですから、なかなかの経済効果が期待できるわけです。
そんな夏を締めくくるロードレースの祭典は明日も続きます!
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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