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本日は、「全国サイクルツーリズム連携推進協議会 及び 一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン」主催の「サイクルツーリズム(自転車・サイクリングを活用した観光交流振興)セミナー」に、パネルディスカッションのコーディネーターとして参加いたしました。
「スポーツ庁」と共同で開催された当セミナーですが、セミナー参加者の皆さんは主に地方自治体や観光誘客に関わる団体の皆様が中心となっておりました。
第1部の基調講演では、「国土交通省自転車活用推進本部」及び「スポーツ庁」より最近のサイクルツーリズム関連の動きなどが紹介され、その後、主催者である「ルーツ・スポーツ・ジャパン」より、各地の先進事例や、とても興味深い内容である「サイクリスト国勢調査2018」、「地方自治体におけるサイクルツーリズム施策に関する調査」の結果等なども発表されていました。
「サイクリスト国勢調査2018の内容はこちら」
第2部では、サイクルツーリズムの現場で実際に各種業務に携わられている3名のパネリストが登場し、「国内サイクリングガイドツアー」、「インバウンドサイクリングツアー」、「地方自治体の誘客」という生の取り組みについて、パネルディスカッション形式で現場の声を皆さんへお届けいたしました。
◯パネリスト
・田代恭崇氏(リンケージサイクリング株式会社/サイクリングガイド育成)
・岡朗氏(岡ツアーズ株式会社/インバウンドツアー)
・北村和弘氏(飛騨市商工観光部/自治体としての取り組みの事例)
サイクルツーリズム施策に既に取り組まれている自治体さんだけでなく、これからサイクルツーリズムに取り組む予定の自治体の皆さんなどにとっても、すでに成功している他地域の事例を単に真似るだけでなく、「どの様なプロセス」で、「なにに注意しながら」取り組んでいくべきかという、重要な情報が数多く提供されていました。
「サイクルツーリズム」という言葉の定義が意外と曖昧でピンとこない方も多いかとは思いますが、個人的には「どんな形であれ自転車と旅(移動)が関連した経済活動全般」と解釈しており、その範囲はかなり広域に渡っていると感じています。
また、まだ発掘されていないサイクルツーリズムの新しい形というのも数多く眠っているようにも感じ、これから各地域がそれぞれの地域の特性に合わせた「新サイクルツーリズム」というものを開発していくことに期待しています。
結局のところ、サイクルツーリズムの発展というのは、「楽しく走れる(学べる)環境が日本全国に広がる」ということに繋がるので、競技面に於ける「発掘・育成・安全」という重要な要素のベースとなることは間違いありません。
また、「ツアー・オブ・ジャパン」にとっても大切な要素なので引き続き注目していきたいと思います。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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