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ここ数日、新型の「ペットロボット」の発売に関する報道を目にします。
見た目はこれまでのものよりもより可愛らしくなり、動きや人間の五感を刺激するための愛らしさはかなり向上している様に感じます。
そして「新型ペットロボット」の映像を見た時には「これを所有したら心の拠り所になってしまいそうだな」と感じてしまいました...。
自分自身、これまであまり認識はしていなかったのですが、この「ペットロボット」の従来機種についても、実は所有者(飼い主)は決して小さくない「愛着」を「ペットロボット」に対してすでに持っていたとのことです。
ですから、「ペットロボット」が故障して動かなくなってしまった際などには、通常の「ペットロス症候群」の様な状態に所有者が置かれてしまうことも少なからずあったようです。
今回の「新型ペットロボット」については、この辺りの改善策として「データ移行」が行えるように設計されているとのことで、故障した際や後継機種が発売された際でも「愛犬の心」は継承されるようです。
「なんだか近未来になってきたなあ」と感じる一方で、改めて「テクノロジーがどれだけ進化しても結局のところ人間というのは持って生まれた本能(プログラム)に支配されて生きているんだな」とも感じてしまいました...。
すごいスピードで世の中のいろいろものが機械に置き換えられていく昨今ですが、結局は「人間の欲を満たすための手段が単に変化しているだけ」に過ぎず、現在の世の中の社会及び経済のターゲットというのは「人間の本能をどうやって満たすか」であることにはなんら変化はありません。
そして、「スポーツ(スポーツをする人&観る人)」というものの本質も、「人間の本能」という要素が根底にあるのは間違いありません。
その本能を満たすためのより有効な手段というものを、いかにして考え実現するかが、これからのスポーツに求められていくのだと思います。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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