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最近、これまで以上にいろいろなところで目にする「AI」という文字。
改めて「AI」を検索してみると、Artificial Intelligence(人工知能)とでてきます。
要するに、人工的に人間と同様の知能を実現させようという試みになります。
改めて「AI」の強みを考えてみると、以下の様な要素が思い浮かびます。
・基本となるプログラムが正確ならば超合理的かつスピーディーに働く
・疲れ知らず(24時間働き続けられるがメンテナンスは必要)
・病気をしない(故障はする=暴走した時は恐い)
・感情に左右されない
・思い込みや先入観がない
・ビッグデータなどから正確な傾向(と対策)などを導き出せる
・etc...
ということは、上記の様な要素が重要な職種というのは、今後かなりの確率で「AI」に職を奪われていくことになるのだと思います。
パッと思いつく感じでは、「数字」を扱う仕事はそのうち人間を必要としなくなるのかもしれません。
逆に、現状に於いて「AI」が苦手としているものというのはどんな要素になるのでしょうか。
・直感的な判断
・ルールにない動き
・クリエイティブな作業
・etc...
う~ん、でもいつかは上記内容についても「傾向と対策」が進むことで「人間超え」となってしまう時が来る気もしますが...。
そんな中で、自転車レースに於ける「AI」が活躍できそうな分野も考えてみました。
・コース分析(過去のデータからどこでどんなことが起きやすいかなどを分析)
・レース戦略分析(コースや出場選手などのデータからどんなレースになるかを分析して作戦を導き出す)
・トレーニング内容(各選手が持つデータなどから効果的なトレーニング方法を導き出す)
・レース中に於ける力配分の判断(ある選手やチームがどこでどう力を使うと効率的かなどを分析)
・各車両の自動運転(長距離移動が日常茶飯事なので各車両のドライバーの負担軽減)
・etc...
もっとじっくり考えてみるといろいろとでてきそうですが、一方で、本当に人間の仕事がなくなってしまいそうで怖くもあるので、今日のところはこの辺にしておきます(汗
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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