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サイクル ロードレース コラム 2017年4月25日

新しい世界

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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先日の日曜日に、以前より気になっていた「GSRカップ」に、サッシャ氏とともにMCとして参加してきました。

今回で6回目の開催となった「GSRカップ」ですが、大枠でみればいわゆる「エンデューロレース」がメインとなっているイベントです。

競技ルールにも、ド頭に「GSRカップは、日本自転車競技連盟(JCF)競技規則に準じ、本大会の特別規則によって実施します。」と書かれており、一瞬、お硬いイメージを受けたりもしました。

しかし、競技ルールを下に読み進めていくと、気になる項目が出現しました。

「服装規定(競技参加者のみ)」

(1)アニメ、漫画、ゲームなどのコンテンツやキャラクター、オリジナルキャラクターをモチーフにしたサイクルジャージの着用、グッズ類を身につける、コスプレ、仮装のいずれかを行うこと。

実はこのイベントへの出演が決まったすぐのタイミングで、「ツアー・オブ・ジャパン」の仕事をお手伝いいただいているある方から、「魚肉ソーセージ」と胸に書かれたピンク色のウェアを渡されました。

たしかウェアを受け取る際に「もし走るなら着てください」と言われたように記憶しています。

私がブランドアンバサダーを務める「パールイズミ製」のウェアでしたし、ちょっと派手な色と「魚肉ソーセージ」と胸に書かれていることが以外は、特に疑問に感じる要素のないウェアでした。

そして、このウェアを着て当日会場入りすると、早速、「イタジャージ持ってるんすか!」とツッコミが入りました。

「イタジャージ???」

よくわからないまま、MC業務の途中で一度だけコースインして30分ほど走りましたが、皆さん見かけとは裏腹にとてもマナーがよく、久しぶりに気持ちよくロードバイクを楽しむことができました。

そして午前の部が終了し、着替えるために自分のクルマへ戻ってウェアを脱いでみると、背中に大きく女の子の絵が書かれていることに気が付きました。

どうやらレギュレーション違反を犯すことなく、知らぬ間に「GSRライダー」の仲間入りを果たしていたようです。

新しい世界の扉が開いたのでしょうか。

栗村 修

中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。

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