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本日は、大阪にて開催された『一般社団法人自転車協会』 主催の 『スポーツBAAブラッシュアップ講習会』 に講師として参加して参りました。
ちなみに私が主幹調査役として所属している団体は 『一般財団法人日本自転車普及協会』 でして、上記の 『一般社団法人自転車協会』 とは異なる団体となっております。
『一般社団法人自転車協会』 は、自転車に関わる企業、団体、個人により構成されている協会で、自転車の安全性向上と耐久性向上を図り、精度の高い自転車を提供すると同時に循環型社会に対応できる製品の開発のため各種事業などを行っています。
同協会が進める主力事業の一つが、一般の自転車を対象にした業界自主基準である 『BAA(BICYCLE ASSOCIATION(JAPAN)APPROVED)』 制度であり、利用者の方に安全な自転車選びの目安として 『BAAマーク』 付きの自転車を推奨しています。
一時期、国内に外国製の安価(粗悪)な自転車が数多く流通した時期があり、通常使用にも関わらず重大な破損が原因となって乗り手が大怪我を負うような事故が頻発しました。
しかし、BAA制度がスタートすると、そういった粗悪自転車の数は激減していき、結果、自転車の破損が原因となる事故の発生件数も減少したとのことです。
今回、私が講師を務めた 『スポーツBAA』 制度は、読んで字のごとく、スポーツ自転車版の 『BAA』 となっています。
一般自転車用の 『BAA』 とスポーツ自転車用の 『スポーツBAA』 は、両者とも自転車に付与される安全基準という意味では同様の基本構造となっていますが、大きな違いは、『スポーツBAA PLUS』 という 『人』 に付与される資格が 『スポーツ側』 には設けられている点です。
スポーツ用自転車を販売するショップには、一般用自転車と比べて長年の経験による技術力や新商品への適応力、そして、実際にスポーツ用自転車を楽しみためのノウハウ(交通ルール・乗り方指導・その他多くの要素)などが求められます。
今回、大阪・名古屋・東京で実施される 『スポーツBAAブラッシュアップ講習会』 は、すでに資格を持っている方々に向けた講習会となっていますが、現状、日本に於けるスポーツ自転車の普及は事実上ショップさんが中心となっているわけですから、素晴らしい基本理念を持つ同制度をもっと効果的に広めていきたい(いくべき)と強く感じている次第です。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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