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サイクル ロードレース コラム 2017年1月7日

社会との繋がり

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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今週末は 『ツアー・オブ・ジャパン 京都ステージ』 の舞台となる、京都府京田辺市及び精華町にやってきています。

今回の目的は 『京田辺市・精華町共同プロモーション映像制作』 のロケに参加するためです。

このプロモーション映像というのは、直接的に 『ツアー・オブ・ジャパン』 の宣伝をするためのものではなく、京田辺市さんが中心となって進めている 『地方創生』 に関する取り組みの一環であり、『ツアー・オブ・ジャパンから始まる自転車を活用した地域づくり』 というメニューのもと、ツアー・オブ・ジャパンを有効利用しながら関連地域を活性化していくための 『地域のためのPV』 となります。

現在、『ツアー・オブ・ジャパン』 が打ち出している 『10年構想』 のなかの2つの柱というのは、『地域貢献活動』 と 『自転車ロードレースのビジネスモデルの構築』 となっています。

もちろん、細かくみていけば他にも追求していかなくてはならない要素は数多くあるものの、あれにもこれにも手を出しているとブレブレになってしまうのと同時に多くのステークホルダーが 『迷子』 になりかねないので、まずは 『一度決めた』 内容をある程度熟成するまでは続けていかなくてはなりません。

そういった意味で考えると、各開催地域の皆さんが 『ツアー・オブ・ジャパン』 の価値を利用し、率先して 『地方創生』 の取り組みへと繋げていくことは、大会の哲学的にみてもとても整合性の取れた良い方向だといえます。

奇しくも、昨年12月9日に参議院本会議で 『自転車活用推進法案』 が可決され、その中で 『ツアー・オブ・ジャパン』 の主催者である 『自転車月間推進協議会』 が進めてきた 『自転車月間(5月)⇒ ツアー・オブ・ジャパンは自転車月間事業のシンボル的イベント』 が国に正式に認められることになりました。

『地方創生』、『自転車活用推進法案』 と、国が進める大きな流れに乗りつつある 『ツアー・オブ・ジャパン』。

もちろん解決しなくてはいけない問題は山ほどあるわけですが、それでも単なる自転車ロードレースではなく、社会にとって価値のある存在となっていくために、今後も大会の哲学を愚直に貫いていきたいと思います。

栗村 修

中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。

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