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昨日は自身2度目となる 『第3回南魚沼グルメライド』 に参加してきました。
このイベントは大会名が表す通り 『南魚沼を走り倒して、食べ尽くす。』 という、走ることと食べることがほぼ同列に設定された素晴らしいロングライドイベントとなっています。
ちなみに南魚沼というと、世界一の 『魚沼産新米コシヒカリ』 が有名ですね。
今回も途中のエイドステーションで新米が提供されていました。
また、『南魚沼グルメライド』 は、『南魚沼サイクルフェスタ2016』 のなかの一つのイベントであり、10月16日(日)には、国内最高峰のロードレースシリーズ戦である 『Jプロツアー』 の 『JBCF東日本ロードクラシック』 も南魚沼で開催されます。
日本全国で、『公式レース』 と 『ファンライド』 を組み合わせた 『総合型サイクルイベント』 が年々増えていることはこれまで何度もお伝えして参りましたが、『南魚沼サイクルフェスタ2016』 は 『グルメライド=参加者約1,300名(うち約半数が県外からの参加)』、『公式レース=伝統ある実業団のロードクラシック』 を同時に開催するという、代表的な 『総合型サイクルイベント』として、地元の方々の高いモチベーションとプライドにより成長を続けています。
そして、『公式レース開催』 というジャンルに於いて各主催者が最終目標として意識するのは、やはり 『UCIレース開催』 という部分になります。
現在、日本国内には、その具体性にはまだまだ温度差はあるものの、『将来的にUCIレースを開催したい』 と考えている自治体や主催者が数多く存在しています。
単独開催を目指しているパターンのほか、『ツアー・オブ・ジャパン』 への参画を考えている担当者の方もいます。
一つ言えるのは、まだまだ 『テスト期間中』 であるとはいえ、様々な地域である種の成功例とノウハウが蓄積されはじめているということです。
そして、同時に 『もったいないなあ』 と感じるのは、これらのノウハウが民間企業やそれぞれの自治体(+地方車連)に蓄積されてしまっていて、自転車界に 『情報を総合的に集約しコントロールする中央組織』 がほぼないという事実です。
現在の 『総合型サイクルイベント開催』 という流れは一種のブームであることは間違いなく、このブームが去る前に 『ブーム』 を 『継続事業』 へと変えるシステムを構築する必要があるといえます。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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