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本日は 『ファンライド誌』 の企画で懐かしの練習コースを走ってきました。
どれくらい懐かしいかといえば、そのコースを一番最初に走ったのが14~5歳の時だったので、実に30年近い歳月を遡ったことになります。
私が選手として自転車に乗りはじめたのは高校1年生の時で、その後、引退したのが2001年シーズン後半(2001年シーズンは選手として契約したもののシーズン終盤のジャパンカップとツール・ド・おきなわから監督としてチームに帯同、29歳の時)でした。
ですから、選手歴は15年ということになります。その15年間に渡って走り続けたコースを久しぶりに巡ってきました。
それにしても、昔走ったコースを再び走ってみると、カラダが当時のことを覚えているのかはわかりませんが、どうにもこうにもスイッチが入ってしまい、気が付くと思わずモガいてしまいます...
当時に比べて身体能力は劇的に低下しているにも関わらず、何故か半笑いの表情で、膝をガクガク、筋肉をピクピクと言わせながら、踏めるはずのないアウターにチェーンを乗せてダンシングで坂を駆け上がろうと試みてしまうのです。
この話をロケに帯同したカメラマンさんにしたところ、『運動会でアキレス腱を切ってしまうお父さんと一緒ですね(笑)』 という的確なツッコミをいただいてしまいました。
たしかにおっしゃる通りでございます...
ロケから戻り、半日分溜まってしまった仕事を消化している最中も、アキレス腱は切れていないもののどうにもカラダがダル~イ状態が続いております。
ステージレース中の夜の、あのダル~イ感じを想い出します。
スピードを上げて走った時間はたかだか45分ほどでしたが、色々な意味での 『懐かしい感じ』 を見事に再現した一日となりました。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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