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サイクル ロードレース コラム 2014年8月7日

オープン?クローズ?

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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通勤の満員電車の中で『日本人全員が英語ペラペラだったら日本はどうなる?』なんてことを考えてみました。

まず身近なところでは、英会話系のビジネスと英語の翻訳の仕事は当然ゼロになりますね。

これって結構な経済的損失を生みそうです…

一方、日本人のグローバル化が一気に進み、日本人が外国企業に数多く採用され、また日本企業も外国人を多く雇うようになるのでしょう。

こうなると日本人特有の価値観や習慣がどんどん薄れていき、良く言えば世界基準の日本人が増えていくことになります。

しかし、同時にマイナス面も小さくない気がします。

日本人のメンタリティは世界から特殊なものとみられていますが、一方で最近はこの独特なメンタリティの一部が評価されていたりもします。

日本に生まれてずっと日本で暮らしていると当たり前なことが、世界の価値観からみると尊敬されてしまう様なことが少なくありません…

もちろんその反対にバカにされることも多々ありますが…

ただ、資源が殆どないにも関わらずいまだにGDP第3位の経済規模を誇っていて、更にここまで治安が良いというのはある意味でもの凄いことだと思います。

もし、日本人全員が英語を普通に話せるようになり、色々な意味でグローバル化が進んだ場合、果たして日本という国はどちらの方向へ向かっていくのでしょうか?

『日本の英語教育ってなぜこんなにダメダメなの?』とすっと思ってきましたが、もしかしてわざとそうしてるの?なんてことを一瞬考えてしまいました…

まあ、日本語も英語もフランス語も全部不自由な自分のメンタリティというのは、日本のGDPには殆ど貢献できていないのは間違いありませんが、、、(*_*)

栗村 修

中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。

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