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サイクル ロードレース コラム 2014年5月23日

レースの裏側では…

しゅ~くり~むら by 栗村 修
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Photo(C):Hideaki.Takagi/TOJ

本日は 『ツアー・オブ・ジャパン』 最大の山場といっていい富士山ステージが開催されました。

イランのタブリーズペトロケミカルチームに所属するポルセイエディゴラコール選手が38分51秒という圧倒的なタイムを叩き出してステージ優勝を飾るとともに、総合でも一気に2位へとジャンプアップしました。

この結果、総合トップのグレガ・ボーレ選手(ヴィーニファンティーニNIPPO)と総合2位のポルセイエディゴラコール選手とのタイム差は17秒、総合3位のトマ・ルバ選手(ブリヂストンアンカー)もトップから22秒差という非常に僅差の位置につけ、いよいよ最後の決戦の場となる伊豆ステージへ突入します。

明日のレースは激しい戦いになることは間違いないでしょう!

ところで、、、

クドイようですが 『ツアー・オブ・ジャパン』 は巨大なレースです。

なんでも、一般公道を使用する国内のスポーツイベントとしては最大規模なのだそうです。

ご存知のように、日本国内で一般公道を使用したレースを開催するということは、本当に多くの準備とお叱り?をくぐり抜けなければなりません…

本日は、富士山ステージ終了後に地元実行委員会からの要請で修善寺南小学校で開催された子どもたちとの交流会に行ってきました。

今回はタイミング的に選手に同行してもらうわけにはいかなかったので単独(正確にはオフィシャルカメラマンの高木氏と二人)での学校訪問となりましたが、好奇心旺盛な子どもたちとのかなり濃密な2時間を過ごしました!

子どもたちの笑顔というのは本当にいいものです。

レースで実際に使用する、自転車(電動メカが大好評!)、ウェア、ヘルメット、シューズ、そしてスバルレガシィのサポートカーなど、子どもたちに実物に触れてもらうことで 『ツアー・オブ・ジャパン』 というレースをかなり身近に感じてもらうことができたと感じています。

そして何よりも、こういった地域貢献活動が、目に見えない多くの準備を重ねてきた地元の実行委員会の皆さんへの最大の援護射撃になるのだと思います。

そして、それらがまわりまわっていつか選手たちや各チームの利益にも繋がっていくはずです。

本当は選手に来てもらうのが一番良いのですが、レース期間中なので実現は簡単ではありません。

但し、得体の知れない選手でもない自分が行ったのに、何故か最後は 『大サイン大会』 へと発展してしまったほどです(汗

選手にとっては大変なことかもしれませんが、なんとかこういった取り組みをパッケージ化できるように考えていきたいと思います。

栗村 修

中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。

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