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来週からいよいよ2014年UCIワールドツアーが開幕します。
新チームの布陣も発表され新ユニフォームも続々お目見えしてますね。
そこで改めて今期のUCIプロチームのスポンサーなどをチェックしてみました。
AG2R・ラモンディアル(フランス) = 年金共済組合
アスタナプロチーム(カザフスタン) = 国家プロジェクト
ベルキンプロサイクリングチーム(オランダ) = コンピュータ周辺機器
BMCレーシングチーム(アメリカ) = 自転車メーカー
キャノンデール(イタリア) = 自転車メーカー
FDJ.fr(フランス) = 宝くじ公社
ガーミン・シャープ(アメリカ) = GPS機器
ランプレ・メリダ(イタリア) = プレコート鋼板
ロット・ベリソル(ベルギー) = 宝くじ公社
モビスターチーム(スペイン) = 携帯電話事業
オメガファルマ・クイックステップレーシングチーム(ベルギー) = 製薬会社
オリカ・グリーンエッジ(オーストラリア) = 採掘・採鉱
スカイプロサイクリング(イギリス) = 放送事業
チームヨーロッパカー(フランス) = レンタカー
チームジャイアント・シマノ(オランダ) = 自転車メーカー
チームカチューシャ(ロシア) = 国家プロジェクト
チームティンコフ・サクソ(デンマーク) = 投資銀行
トレックファクトリーレーシング(アメリカ) = 自転車メーカー
上記チームは全て世界最大の自転車ロードレース 『ツール・ド・フランス』 への出場が確約されています。
その上で、年間予算はおおよそ800万ユーロ(約11億2,000万円)〜2,000万ユーロ(約28億円)ほど。
ちなみに、日本国内のプロサッカーリーグである 『J1チーム』 の年間予算は15〜55億円くらいで、一方、プロ野球チームの年間予算というのはきっちりと公表されていないようですが大体50〜200億円といったところでしょうか?
2014年、世界最高峰のワールドツアーチームのうち、バイクメーカーがメインスポンサーとなっているチームは更に増えて4チームとなり、自転車ロードレースの市場規模の小ささ(良く言えばリーズナブル)が改めて示されました。
上記リストを見ると、世界的に有名なグローバル企業をメインスポンサーに持つチームが殆どないということに気付かされます。
“大きければ良い”というものではないのでしょうが、ツールの露出効果は他のプロスポーツ比べても決して小さくないはずなので、もう少し本来の姿に戻っても良いのでは?と感じる今日この頃です。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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