人気ランキング
コラム一覧
今期限りで活動を停止するかもしれないプロチーム&プロコンチネンタルチームが続々と報道されはじめています。
エウスカルテル・エウスカディ(プロチーム/スペイン)
ヴァカンソレイユ・DCM(プロチーム/オランダ)
ソジャサン(プロコン/フランス)
チャンピオンシステム(プロコン/中国)
クレラン・ユーフォニー(プロコン/ベルギー)
今年のツール・ド・フランスに出場したチームが実に3チームも含まれています。
また、2012年からアジア初のプロコンチネンタルチームに昇格し、将来的にはツール・ド・フランス出場を視野に入れていたはずのチャンピオンシステムも僅か2年でそのチャレンジを断念することになるようです…
自転車ロードレース界の良いところは、各チームとも行き当たりばったりの“自転車操業的”なずさんなチーム運営でも、世界最高峰のレースであるツール・ド・フランスへ手軽に挑戦できるところです。
年間予算10億円ほどをかき集め、選手やレースオーガナイザー、UCIなどにコネクションを持つ人材さえ確保できれば、ゼロから最短2年ほどでツール・ド・フランス出場にこぎつけることも不可能ではありません。
もし、クックソン新UCI会長が他のスポーツと同等レベルまで自転車ロードレース界のシステムを改善した場合、勢いでトップチームを創ることは難しくなってしまうでしょう。
同時に、実力以外の部分で突然職を失う選手の数も劇的に減ってしまうことでしょう…
日本登録のトップチームのなかにも、未だに給与の未払いが発生しているチームがあるという噂を聞きます。
しかし、そういったことがあっても選手たちが泣き寝入りするだけであって、チーム管理者がペナルティを受けることも、その事実をスポンサーや周囲に知られることもまずありません。
果たしてこの様なスポーツに優秀な人材が集まってくることはあり得るのでしょうか?
『厳しさ』 『ハングリー精神』 『根性』
上記の言葉はロードレースの選手にとってとても大切な要素です。
しかし、実際は特定の人たちにとっての都合の良い言い訳ワードとして使われてしまっている様な気がします。
自転車を使うスポーツなだけに、やはり 『自転車操業に手を染めなくてはならない』 という暗黙のルールがあるのかもしれません。
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
Cycle* UCIシクロクロス ワールドカップ 2025/26 第1戦 ターボル(チェコ)
11月23日 午後10:10〜
-
Cycle* UCIシクロクロス ワールドカップ 2025/26 第2戦 フラマンヴィル(フランス)
11月30日 午後11:00〜
-
Cycle* J:COM presents 2025 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
11月9日 午後2:30〜
-
【2025シーズン一挙配信!】史上初のアフリカ開催!Cycle*2025 UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース
9月28日 午後4:40〜
-
10月11日 午後9:00〜
-
【2025シーズン一挙配信!】Cycle*2025 パリ~ルーベ
4月13日 午後6:05〜
-
【2025シーズン一挙配信!】Cycle*2025 ツアー・ダウンアンダー 第1ステージ
1月21日 午後12:30〜
-
Cycle*2025 宇都宮ジャパンカップ サイクルロードレース
10月19日 午前8:55〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!
