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photo(c):UTSUNOMIYA BLITZEN


宇都宮ブリッツェン初の海外レースとなる「Jayco Herald Sun Tour (Australia UCI2.1)」に来ています。
本日、第1ステージが終了しましたが、いきなり厳しい洗礼を受けることになってしまいました。
レース前日のお昼に現地入りした選手たちは、心配していた長旅の疲れもそれほど見せずに元気な表情をみせていましたが、前夜のミーティング中に発熱を訴えていた柿沼選手がスタート後1時間のハイスピード区間で堪らず遅れてそのままリタイア。
また、出発前に若干膝の痛みを訴えていた若杉選手も、序盤のハイペースな展開にはなんとか対応してメイン集団内で距離をこなすも、集団のペースが落ち着いた時にチームカーに下がってきて、ペダルを踏めないほどの膝の痛みを感じているとのことでそのまま回収車に乗ることになってしまいます。
一方で、廣瀬選手と初山選手はそれほどレースの厳しさは感じずメイン集団内で無難にゴール。スプリンターの辻選手も上り区間で少し苦しんだ様子はみせたものの、全体的にある程度余裕を持って同じくメイン集団でフィニッシュしました。
大会初日の最初の1時間で15名の選手がアタックを決め、結局、その15名がバラけながらも全員が逃げ切りを決めています。
16位以降のメイン集団の選手たちは既に総合で10分以上遅れてしまいました。
明日からは総合上位勢が彼らのレースを始めるので、アーリーアタックが容認される可能性の高くなります。
第2ステージはジーロングに向かう140kmのコース。
今日と同じ風向きなら向かい風と横風を繰り返すことになります。
初山選手が序盤から逃げを狙い、辻選手は集団ゴールに備えることになるでしょう。
第1ステージのチームカー順は、私の運の強さ?が発揮されてなんと一番前をゲット!
しかし、初日を終えてその順番はロシアナショナルチームの前となる17番目(ブービー)と「ゴボウ抜き」ならぬ「ゴボウ抜かれ」状態となっています。
状況は決して良くはありませんが、この様な状況下でも新たな目的とモチベーションを見つけ出し、自分たちが進化するための努力を着実に進めることが最も大切なことだと感じています。
明日も楽しみながら苦しみます!
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
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