人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2024年7月3日

【Cycle*2024 ツール・ド・フランス2024 レースレポート:第4ステージ】タデイ・ポガチャルが超級山岳ガリビエ峠でアタックに成功 ライバルに差をつける独走劇でマイヨ・ジョーヌを取り戻す「独走でフィニッシュできるなんて夢のよう」

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
  • Line

イタリアを離れ、勝負の舞台はいよいよフランスへ

趨勢を見るにはさすがに早すぎるだろうか。21日間のうちの、まだ4日目である。それにしたって強かった。タイミングを見定め、プラン通りにアタックを決める。行程のほとんどをアシスト陣がコントロールし、チームとしてレースを支配した。

ツール・ド・フランス2024は開幕地イタリアを離れ、いよいよ本来の舞台であるフランスへ。今大会最初となる本格山岳ステージは、超級山岳ガリビエ峠を超えるアルプス横断ルート。そのガリビエの上りでタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)が猛攻。大会3連覇を目指すヨナス・ヴィンゲゴー(ヴィスマ・リースアバイク)らを振り切って、独走でフィニッシュ地・ヴァロワールに到達した。

自転車好きコミュニティサイト(無料)のお知らせ

  • 優勝者を予想する「サイクル誰クル?」のほか、メンバー同士が好きなテーマで話せる「トークルーム」、投稿された写真の中から辻啓氏が毎月優秀作品を数点セレクトする「写真部」、飯島誠氏によるオンラインライドイベントを開催する「宅トレ部」などコンテンツが盛りだくさん。

    サイクルビレッジ | J SPORTS【公式】

    優勝者を予想する「サイクル誰クル?」のほか、メンバー同士が好きなテーマで話せる「トークルーム」、投稿された写真の中から辻啓氏が毎月優秀作品を数点セレクトする「写真部」、飯島誠氏によるオンラインライドイベントを開催する「宅トレ部」などコンテンツが盛りだくさん。

「とてもうれしいよ。独走でフィニッシュできるなんて夢のようだよ。今日は全力で攻めるつもりでいて、ライバルにタイム差をつける自信もあった。ほぼ計画通りに走れて大成功だよ」(タデイ・ポガチャル)

UAEチームエミレーツは、ポガチャルを盛り立てるためスタート直後から強い意志を示した。頻発するアタックをやり過ごしつつ、逃げ狙いの選手たちに十分なリードを与えない。18.9km地点に設けられた中間スプリントポイントを前に、先行する選手たちを集団へと引き戻す。一時的にスプリンター陣に競わせたのちに、再びコントロールに戻っている。ちなみに中間スプリントポイントは、マッズ・ピーダスン(リドル・トレック)が1位通過。前日のステージを勝ったビニヤム・ギルマイ (アンテルマルシェ・ワンティ)が2位で続いている。

UAE勢のペースメイクは、ときに他選手の焦りも生んだ。集団が大きく2つに割れたときには、エガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ)やプリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)らが後方に取り残された。2人はすぐに前線へと復帰しているが、山岳区間に入って集団の人数は絞られていく一方となる。

彼らが逃げを容認したのは、スタートから30kmを迎えようかというタイミング。17人が先を急ぎ、その中にはマチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク)の姿もある。50.4km地点の2級山岳セストリエール頂上、71.1km地点の2級山岳モンジュネーヴル頂上ともに、逃げメンバーのスティーブン・ウィリアムズ(イスラエル・プレミアテック)が1位で通過している。

少しおいて上ってきたメイン集団は、依然UAEが支配する。モンジュネーヴルからの下りでは、ジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)のペースアップでいくつものパックに分散。すぐに一団に戻ったとはいえ、サイモン・イェーツ(ジェイコ・アルウラー)が後方からの追い上げを強いられた。ガリビエに向けて、集団の緊張感が高まっていく。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ