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サイクル ロードレース コラム 2024年4月9日

【Cycle*2024 パリ〜ルーベ:レビュー】レインボージャージを素敵に見せたいファンデルプールが特別な瞬間を楽しんだ地獄の日曜日

サイクルロードレースレポート by 山口 和幸
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パリ〜ルーベ

優勝のファンデルプールを挟んで、左が2位フィリプセン、右が3位ピーダスン

アルペシン・ドゥクーニンクのマチュー・ファンデルプール(オランダ)が2024年4月7日にフランスで開催された第121回パリ〜ルーベで、60kmの独走を成功させて2年連続優勝を遂げた。前週にベルギーで行われたロンド・ファン・フラーンデレンに続く勝利で、「石畳のモニュメント」と呼ばれる春の伝統レースを連勝した史上10人目の選手となった。また、世界チャンピオンジャージを着ての快挙は1962年のリック・ファンローイ(ベルギー)以来2人目。

3分遅れの2位集団で先頭を取ってフィニッシュしたのはチームメートのヤスペル・フィリプセン(ベルギー)で、アルペシン・ドゥクーニンクは前年と同様にワンツーフィニッシュを決めた。3位はリドル・トレックのマッズ・ピーダスン(デンマーク)。

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パリ〜ルーベ。長い歳月で風化したパヴェ(石畳)は、春の自転車ロードレース以外の日々は農作業の車両が往来する程度だという。石畳の道はクルマ1台分の幅しかなく、レース中に進入できる関係車両は著しく制限され、チームのサポートカーもこの区間は迂回を余儀なくされる。各チームは石畳区間のどこかに交換車輪を持ったスタッフを待機させる。だから機材故障した選手はどんな状態であってもスタッフのところまで走らなければならない。

レース名の通り、黎明期はパリを出発し、ベルギー国境のルーベを目指したが、その後パリの北東に位置するコンピエーニュが出発地として定着した。コース後半は石畳の道を縫い合わせるように走り、最後はルーベの旧自転車競技場にゴールする。勝者は表彰台で現物の敷設石でできた伝統のトロフィーを掲げる。

ところで六角形の広大な国土を誇るフランスは農業大国でもある。農家には365の聖人の名前を割り当てた農業カレンダーが各戸に配布され、農作業家は「いつタネを撒くか」「いつ収穫するか」の目安にする。そんな脈々と続く伝統に宗教行事も加味され、春になればキリストの復活をお祝いするイースターの日程に社会生活が左右される。「復活祭」は春分の日の後の最初の満月の次の日曜日(厳密には西方教会と東方教会という教派で期日は異なる)。

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