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タディ・ポガチャルが初参戦!セップ・クスやペーター・サガンらレジェンド選手が集結するさいたまクリテが今年も熱い! J:COM presents 2023 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
サイクルロードレースレポート by J SPORTS 編集部タディ・ポガチャルやセップ・クス、ペーター・サガンらレジェンド選手がさいたまに集結
2023年9月28日、「J:COM presents 2023 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の出場選手が発表された。2020、21年の覇者タデイ・ポガチャル選手が初出場するほか、9年連続9回目の出場となる新城幸也選手、今年の本大会で山岳賞を獲得したジュリオ・チッコーネ選手、ブエルタ・ア・エスパーニャ優勝のセップ・クス選手、エガン・ベルナル選手、ペーター・サガン選手らの参戦も決定。11月5日さいたま新都心で行われる大会を彩ることとなった。
出場選手発表に先駆け、一般社団法人さいたまスポーツコミッションの遠藤秀一会長、清水勇人さいたま市長が挨拶。
「第9回さいたまクリテリウムの開催まであと38日となりました。今日、出場選手発表をできることを大変嬉しく思います。先日、2021、22年に個人総合連覇を果たしたタディ・ポガチャル選手の出場発表をした際にはSNSで大きな反響をいただき、注目度の高さを改めて実感いたしました。さいたま新都心の沿道を埋め尽くす自転車ファンの熱い声援が飛び交い、世界のトップライダーたちの迫力のあるレースがさいたまの地で繰り広げられることを確信しております」と遠藤会長。
清水市長も「さいたまクリテリウムが今年もさいたま市において開催されることを大変喜ばしく感じています。世界のトップ選手たちが繰り広げる熱いレースを間近でご観覧いただくことができ、多くの皆さんを魅了してきました。大会の開催は、自転車文化の振興、地域振興に活性化につながっていくと考えており、自転車を活用した街づくりを推進しており市としても身近な乗り物である自転車の素晴らしさを知っていただく絶好の機会です。出場選手が発表されますが、これまで大会同様多くのスター選手が来日し、素晴らしいレースをしてくれることを確信しています。ぜひ11月5日にはさいたま新都心で興奮と感動を体感いただき、皆様の記憶に残る一日となることを願っています」と口にした。
新城選手らを交えて行われた記者会見の様子
そして、いよいよ出場選手が発表される。発表時点で、海外7チーム27名、国内7チーム26名、女子・男子ジュニア選手7名、パラサイクリング選手7組8名の総勢68選手が出場予定。
海外招へい選手は、2023年ツール・ド・フランスでマイヨ・ブランを獲得し、2020、21年に史上最年少で連覇を果たしたタディ・ポガチャル選手をはじめ、全日本選手権ロードレースで最多優勝記録を誇り、日本のロードレース界を牽引する新城幸也選手らが参戦。また、今シーズン限りで引退を表明しているペーター・サガン選手が5大会ぶり4回目の出場をすることも発表された。そのほか、マーク・カヴェンディッシュ選手、クリストファー・フルーム選手らがツール・ド・フランス クリテリウムレジェンズとして出走する。
国内選手では、全日本選手権で優勝経験のある畑中勇介選手、佐野淳哉選手、入部正太朗選手らのほか、埼玉県出身の金子宗平選手、J SPORTSでは解説でもおなじみの小林海選手が顔をそろえた。
女子・男子ジュニア選手は、今年のジュニア全日本選手権 ロードレースで優勝した岡本美咲選手や島崎将男選手ら若手の有望選手たちがしのぎを削る。
さらに、パラサイクリングでは東京パラリンピックで金メダルを獲得し、今年の世界選手権でも優勝を果たした杉浦佳子選手、世界選手権で3位に輝いた川本翔太選手もさいたまを走る。
出場する選手たちが発表されるとアンドラから新城幸也選手、国内での合宿を終えた杉浦佳子選手がオンラインで会見に出席。
「毎年ありがたいことに参加させてもらっています。過去に優勝したこともあるのですが、毎年日本の皆さんの前で走れる楽しみにしているレース。今年も待ちきれないです。ヨーロッパのレースに負けないくらいお客さんが来てくれて、周回中も途切れることのない声援はすごくうれしい」と新城選手。
杉浦選手は「本当に華やかな大会です。多くの方に見ていただく中で恥じない走りをしたいと思います。個人的な話ですが、アルカンシェルジャージに観客が気づいてすごく喜んでくれたことが、最高の思い出。パラサイクリングは障がいというハンデを努力と工夫で乗り越えています。もし落ち込んでいる方がいたら、私たちの走りを見て希望を持っていただけたらうれしいです」と話した。
ロードレースのシーズンを締めくくるさいたまクリテリウム。今年は2019年以来、声出しなどの制限がない状況での開催となる。毎回沿道には10万人以上の観衆が集まり熱気を帯びるが「国内ではレースが少ないので日本語での声援はものすごくうれしい。日本語での声援もうれしくて楽しみにしています」と新城選手、杉浦選手も声をそろえた。
「油断しているわけでなく、これまで行ってきた形に戻していきたい」と遠藤会長が話すように感染症対策は十分に注意しながら大会の準備は着々と進んでいる。
9回目となる今大会も、豪華な顔ぶれがそろった「J:COM presents 2023 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」。さいたま新都心駅周辺の周回コースをトップライダーが駆け抜ける同大会は11月5日に開催予定だ。
なお、2023年の本大会でマイヨ・ジョーヌを獲得しているヨナス・ヴィンゲゴー選手の出場については「調整中です。改めて発表させていただきます」と遠藤会長。今シーズンのロードレース界を席巻したユンボ・ヴィスマからは3大ツールをすべて走り切ったセップ・クス選手らの出場は発表されているため、続報にも注目したい。
海外招聘選手
国内参加選手
女子・男子ジュニア選手、パラサイクリング選手
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部
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