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サルデーニャ島最後の日となった第3ステージは、バルーミニからカリアリへと続く181kmの道のり。ゴール地点の街カリアリは、ペタッキ(ミルラム)のジロ通算20勝目の舞台となった。マリア・ローザは再びリクイガス内で移動し、ガスパロットが2度目の総合リーダージャージに袖を通した。
前日と同じように5人が逃げ出してレースが動き出す。スタートからわずか4kmの地点でピショ(ブイグテレコム)、ビュファーズ(コフィディス)、イグナチョフ、アッジャーノ(ティンコフ)、ヴィスコンティ(クイックステップ)がプロトンから抜け出すと、次第に差を広げていき、一時はアドバンテージは7分にもなった。
残り約70kmの地点でイグナチョフがアタックすると、それについて行けたのはヴィスコンティ1人だけ。2人はこのまま逃げ切ろうと必死の走りを見せるが、スプリンターを擁するチームが中心となって追い上げたプロトンに残り4kmで吸収され、その夢は絶たれてしまった。
ゴール間近まで迫ったプロトンから、まずはトザット(クイックステップ)が、続いてロッシュ(クレディアグリコル)がアタックを仕掛けるが、どちらも失敗に終わる。これで前日に引き続きスプリントで勝負が決められることとなった。
ゴールラインまであとわずかの地点でフースホフト(クレディアグリコル)、クネゴ(ランプレ)、シモーニ(サウニエルドゥバル)が巻き込まれる落車が発生する。これを切り抜けた選手達がスプリント勝負への挑戦権を手にしたが、この日の主役はペタッキだけ。フェルスター(ゲロルシュタイナー)とリチェッツェ(パナリア)を抑えてジロ20勝目を飾った”アレ・ジェット”は、涙を見せながら復活を高らかに宣言した。
出走前にスプリント勝負に加わることをチームで決めたガスパロットは8位に終わったが、集団でゴールしたディルーカに先着したためマリア・ローザを再び手にした。
1日の休息をはさんだ16日からプロトンはイタリア本土に戦いの舞台を移す。今大会初の山頂ゴールとなる第4ステージでは、マリア・ローザを狙う顔ぶれが見えてくるだろう。
<選手コメント>
●アレッサンドロ・ペタッキ(チームミルラム) ステージ優勝、マリア・チクラミーノ
「感情をとどめることができなくて嬉し泣きしちゃったんだ。過去のつらい出来事から解放されたようなものだったからね。昔の自分を取り戻せたよ。今日の勝利はまるで初めての勝利みたいに感じた。去年僕を支えてくれた妻や家族、全ての人にありがとうと言いたい」
J SPORTS 編集部
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