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イタリア南部をテアーノからフラスカティまで173kmを北上した第5ステージは、大集団でのスプリント勝負で幕を閉じた。フースホフト(クレディアグリコル)とペタッキ(ミルラム)を抑えたフェルスター(ゲロルシュタイナー)が、2006年最終ステージに続いてジロ2勝目を飾った。総合争いには動きがなく、マリア・ローザはディルーカ(リクイガス)のままとなっている。
昨日の落車に巻き込まれたオラク(ケースデパーニュ)が出走を断念し、プロトンは190人でテアーノを出発する。今日も最初の動きを見せたのは、ここまで果敢な逃げでジロを賑わせているティンコフ。イグナチェフが集団から抜け出すと、ビュファーズ(コフィディス)がその後を追い、スタート15km地点から2人での逃げがスタートした。
35km地点では5分半にまで広がったアドバンテージだが、ミルラム、プレディクトール・ロット、サウニエルドゥバルがプロトンを引き徐々に差を詰めていく。2人がスタートから109kmの補給地点を通過した際には、差は約3分となっていた。この直後にイグナチェフがビュファーズを置き去りにし、1人でゴールを目指していく。
残り約20km、カテゴリー3級レ・マチェーレの登りに差しかかったところでプロトンがイグナチェフを吸収。そのプロトンからのラボン(T-モバイル)のアタックは失敗するが、セラー(パナリア)が上手く抜け出しレ・マチェーレをトップで通過した。
ここからゴールまでは下り坂。コンパクトになったプロトンは颯爽とゴールの街フラスカティへ入っていく。ラスト5kmでホワイト(ディスカバリー)とコメッソ(ティンコフ)がアタックするも、ペタッキ擁するミルラムに打ち消される。残り3kmではアッジャーノ(ティンコフ)がチャレンジしたが、残り1.5kmで再びミルラムにより吸収され、勝負はスプリントで決せられることとなった。
ゴールまで100mの地点ではフースホフトが前を行く。後ろからはリチェッツェ(パナリア)を押しのけたペタッキが追い上げてくるが、この日勝利の女神が微笑んだのはフェルスター。フースホフトを見事に差しきったフェルスターは、信じられないといった表情でステージ優勝を祝った。
第6ステージはローマにほど近いティヴォリから177km先のスポレートまで、3つの峠を乗り越えるコース。カテゴリー1級のテルミニッロの登りで熱い攻防が見られそうだ。
<選手コメント>
●ロベルト・フェルスター(ゲロルシュタイナー) ステージ優勝
「ラスト3、4kmはとても危険だった。競り合ってたナポリターノ(ランプレ)は僕を柵の方に押してきたからね。ペタッキやマキュアン(プレディクトール・ロット)のような常連スプリンターは問題を起こしてばっかりだよ。スプリントは右に行ったり左に行ったりでめちゃくちゃだった。でもリスクを犯した甲斐があったよ」
J SPORTS 編集部
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