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ほぼ平坦な198kmの道のりで争われた第11ステージは、予想通りのスプリント対決に。バルドゥッチ(アックア・エ・サポーネ)とマキュアン(プレディクトール・ロット)に競り勝ったペタッキ(ミルラム)が今大会3勝目をあげた。総合順位に変動はなく、ノエ(リクイガス)がゴール前での大規模な落車に巻き込まれながらもマリア・ローザを守っている。
厳しい山岳ステージにはさまれた今日は、ゆっくりとしたペースで始まる。約40km地点でプロトンから抜け出したビュファーズ(コフィディス)があっという間に差を広げ、一時は9分ものリードを奪った。途中で止まってしまう場面もあったが、監督の激励を受けて再スタート。残り70km地点では再び差を9分にまで広げた。
ちょうどこの時点でプロトンがペースを上げ始める。スプリンターを擁するランプレやミルラム、プレディクトール・ロットが中心となり追いあげると、残り11kmでビュファーズを吸収した。
集団はそのままゴールの街ピネローロに突入。残り3.8kmでのUターンを通過するとイグナチェフ(ティンコフ)がアタックするが、残り3kmでミルラムに吸収される。さらにゴールまで600mでディーン(クレディアグリコル)が飛び出すも、ランキャスター(ミルラム)に捕まった。そして後ろに控えていたペタッキがスパート。チームメイトの献身的な仕事を、ステージ優勝で完璧なものとした。
その直後にトルーソフ(ティンコフ)が濡れた路面でスリップし落車すると、すぐ後ろを走っていたベッティーニ(クイックステップ)が巻き込まれた。これを引き金に大規模な落車が発生し、マリア・ローザのノエは滑りながらゴールラインを通過する羽目となってしまった。
第12ステージは今ジロ最高峰アニェッロ峠を越えてフランスに入る163kmの過酷なステージ。ツールを目標とするスプリンターであるペタッキやマキュアンはここでリタイアすると見られているが、マリア・ローザを狙う選手たちが激しい攻防を展開してくれるだろう。
<選手コメント>
●アレッサンドロ・ペタッキ(チームミルラム) ステージ優勝、マリア・チクラミーノ
「危なかったけどチームメイトがよくやってくれたよ。たぶんチームが早く動きすぎたのかちょっと失速したけど、何とかスピードを上げることができた。ひざをまた痛めるのが嫌で濡れた路面は本当に怖かったから、ランキャスターの素晴らしい働きを本当にうれしく思うよ。ツールで良い結果を残したいから明日スタートするかはわからない。監督と話し合って考えるよ」
●アンドレア・ノエ(リクイガス) マリア・ローザ
「ゴールには滑りながら入ったよ。不運なことにスプリンターたちがゴールラインで落車したけど、どうしてそうなったのかわからないね。明日はディルーカ(リクイガス)だけじゃなく、誰にとっても厳しい1日になるだろうね」
J SPORTS 編集部
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