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サイクル ロードレース コラム 2007年5月25日

【ジロ・デ・イタリア2007】第12ステージレースレポート

サイクルロードレースレポート by J SPORTS 編集部
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アニェッロとイゾアールの2つの峠がプロトンを苦しめた第12ステージは、シモーニ(サウニエルドゥバル)との激戦を制したディルーカ(リクイガス)が優勝。マリア・ローザも獲得し、総合優勝へ名乗りをあげた。

ヒンカピー(ディスカバリー)やマキュアン(プレディクトール・ロット)らが出走せず、177人でレースはスタート。14km地点でルブーランジェ(ブイグテレコム)とリブロン(アージェードゥゼール)が逃げ出すが、プロトンは全く反応を示さない。55km地点では17分半の大差がついた。

今ジロ最高峰アニェッロ峠の登りに入っても差は開いたままだったが、プロトンではサウニエルドゥバルが積極的に動き出す。まずリッコがハイペースで走ると、続いてピエポリが一気に加速。ピエポリと共に頂上にたどり着いたのは、シモーニ、ディルーカ、クネゴ(ランプレ)、シュレク(チームCSC)、マッツォレーニ(アスタナ)の5人だけだったが、下りでガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ)が追いついた。アニェッロ峠を下りきった残り37km地点では、1人で逃げるルブーランジェがリブロンに3分、シモーニら7人には5分15秒の差をつけている。

この日第2の難関イゾアール峠への登りでもピエポリが動く。7人の先頭に立ちまずリブロンを捕まえると、アタックを仕掛けガルゼッリを脱落させるが、その後自らもペースダウンしてしまった。さらにシモーニもアタックを繰り返し、頂上まで約3km地点でルブーランジェを追い抜いた。

峠まで約1kmで今度はディルーカがアタック。シモーニらを引き離し単独で峠を通過した。だが下りでシモーニ、シュレク、マッツォレーニ、クネゴが合流し、5人でブリアンソンの街に突入した。

ラスト900mの登りでディルーカがアタックすると、シュレクとシモーニがすかさず反応する。一度はペースを落としたディルーカだったが再びアタック。シモーニの猛追を振り切って先頭でゴールラインを通過した。

明日の第13ステージは12.6kmの登りで競われる個人タイムトライアル。ディルーカとシモーニを中心とした総合優勝を狙う選たち手には、ミスの許されないステージになりそうだ。

<選手コメント>

●ダニーロ・ディルーカ(リクイガス) ステージ優勝、マリア・ローザ、マリア・ヴェルデ
「ピエポリのハイペースが続いてたらどうなってたかわからないよ。イゾアール峠の下りは知らない道だったから危険を冒したくなかったんだ。それで追いつかれたけど無理はしたくなかった。残り900mでアタックして差をつけたかったんけど、うまくいかなかったね。ジロはまだ決まってない。アドバンテージも大きくはないしね。次の1週間がうまく行くことを期待してるよ」

●アンディ・シュレク(チームCSC) マリア・ビアンカ
「今日の走りには満足してる。シモーニやディルーカと3人で走れたからね。まだ力は残ってるから、これからのステージで勝てるようまたチャレンジするよ。でもラストスパートできるような足じゃないから、もっと早めに仕掛けないといけないね」

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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