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休息日を終えてジロもついに最終週に突入。その出だしとなった今ステージは、30km以上を単独で逃げたガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ)の勝利に終わった。マリア・ローザのディルーカ(リクイガス)ら総合を狙う選手たちは8分10秒遅れで揃ってゴールしたため、総合順位に変動はなかった。
寒さと雨に悩まされたプロトンはゆっくりとしたペースで走り出す。スタートから45km地点のカテゴリー2級カンポロンゴ峠まで登りが続いたが、寒さで体が動かないのか大きな動きはなかった。プロトンがトンネル内でストップし、防寒対策のためウェアーを着こむ場面もあった。
リクイガスが先頭を走るプロトンからアタックが生まれたのは残り70km地点でのこと。ジョアキム(アスタナ)とマンジェル(アージェードゥゼール)が逃げ出すと、残り63kmのイタリア−オーストリア国境では20秒の差をつける。その後20人ほどの集団がプロトンから抜け出し2人を追撃していった。
残り50kmからはカテゴリー3級バンベルグ峠を含む3つの登りが続く。1つ目の登りではプロトンからガルゼッリがアタック。2つ目の登りが終わるころには彼を含む8人が先頭を走っていた。ここの下りでガルゼッリが再びアタックし、7人に差をつけてバンベルグを登り始める。ガルゼッリはそのまま1人で峠を通過。後続のマンジェル、ラストラス(ケースデパーニュ)、ルビエラ(ディスカバリー)、カウッキオーリ(クレディアグリコル)、セラーノ(ティンコフ)ら5人が44秒遅れで後を追った。プロトンは6分遅れていたが、ガルゼッリが総合タイムで20分遅れているため特に反応は見せなかった。
ラスト16kmはほぼフラット。苦痛の表情を浮かべながら必死の走りを見せるガルゼッリが、後続5人とのタイム差をキープし続けた。残り約3kmで5人は追撃の手を緩め、2位争いへと目標を修正。その結果ガルゼッリが2位マンジェルに1分1秒差をつけ、第14ステージに続く今ジロ2勝目を手にした。
明日はリンツからゾンコラン峠までの142kmの山岳ステージ。最大斜度22%と過酷なゾンコラン峠で、マリア・ローザの行方を占うドラマが生まれるのだろうか。
<選手コメント>
●ステファノ・ガルゼッリ(アックア・エ・サポーネ) ステージ優勝
「ただ負けたくなかっただけなんだ。勝てて本当にうれしいよ。総合争いから外れてたから運試しができたね。コースの最後はジロ・デル・トレンティーノで走って知ってたんだけど、全力を出さなきゃいけなかったからもうクタクタだよ。最後の10キロは向かい風で、本当にもう無理かと思った。ゴール近くで時間差を知った時に、勝てるんだとわかったよ。(第15ステージの)トレチーメ・ディ・ラヴァレードを犠牲にしたから勝利できたんだと思う。それに昨日は1日中眠ってたしね!」
J SPORTS 編集部
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