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サイクル ロードレース コラム 2021年12月7日

【サイクルロードレースを支えるスペシャリスト】 選手からの「ありがとう」が大きな活力。UCIワールドチーム「EFエデュケーション・NIPPO」で世界を駆ける気鋭のメカニックの強き意志

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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――普段の1日の過ごし方を教えてください。

南野:倉庫で仕事をする日は、朝出勤して、夕方に帰宅する流れなので、サラリーマンの方々とそう大きくは変わらないと思います。私の場合は、近くの街に部屋を借りて自転車通勤をしています。午前の仕事が終わったら昼休憩をとって、また午後からも仕事。ただ、レースが近づいてくると動きが変わってきます。レース会場への出発日から逆算して作業に入るのですが、出走人数やメンバーに合わせてパーツの準備やバイク調整を行って本番を迎えることとなります。おおよそ出発3日前を目安にレースに向けた作業に入るのですが、チーム車両の運転も仕事として入ってくるので、出発前日は早めに切り上げて休んだりするなど、時間の使い方を工夫しながら過ごしています。

南野求さん

――レースメカニックとしてのお仕事について、さらに深掘りしていきます。まず、メカニックを志したきっかけを教えてください。

純粋に自転車が好きだった、ということですね。機械に触れることに楽しさを感じていたので、中学生の頃に自分が乗っていたママチャリを分解してみたり、なんてこともありました。大学までは競技にも取り組んでいましたが、それでプロを目指すというのは考えていなくて、メカニックとして自転車にかかわることが一番の選択肢になりました。

――今年はレース帯同で何カ国へ行きましたか。

南野:何カ国行ったのだろう…(笑)。チーム拠点のスペインも含めると、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、UAE、この6カ国ですね。新型コロナウイルスの影響もあって、チームはアジアなどヨーロッパ・中東以外への遠征ができませんでした。なので、例年と比較するとさほど多くの国には行かなかったように思います。私自身は主にヨーロッパのレースを回らせてもらいました。

――その6カ国の中で、気に入った場所や印象に残ったスポットは見つけられましたか。

南野:やっぱり初めて行く土地はどれも刺激的で楽しいですね。イタリアであればご飯がおいしいですし、オランダやベルギーに行くとレンガ造りの建物がとても綺麗だったりと、印象に残るものがたくさんありました。レース中はチームカーに乗っていますが、有名なランドマークがコースに含まれていると「すごいな…」と思いながら眺めたりしますよ。車を運転する監督が「おい、あれ見てみろよ!」なんて名所を教えてくれて、チームカーの中で盛り上がっていることもあります。

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