人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
バーチャル ツール・ド・フランス開催特別企画
Zwift × J SPORTSコラボ栗村流Zwiftの楽しみ方
サイクルロードレースレポート by 栗村 修
皆さんこんにちは!
「J SPORTS サイクルロードレース解説者」であり、「ツアー・オブ・ジャパン大会ディレクター」も務めている、「自転車おじさん」こと栗村修でございます!
現在、世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」が、バーチャル空間上で開催され、連日大きな盛り上がりをみせています!
今回は、そのバーチャル空間を提供しているお馴染み「Zwift」について、改めてその魅力や楽しみ方などをご紹介していきたいと思います!
① Zwiftをはじめるには?
Zwiftをはじめるにあたって気になるのが、「最初になにを揃える必要があるのか?」という部分になります。単刀直入にいえば「初期投資にいくらかかるの?」という疑問にもお答えいたします。
・まずは理想パターン!
- Zwiftアプリ(月額料金は税込1,650円。安い!)
アプリのダウンロードは無料ですが月額料金がかかります。導入後のランニングコストは基本的にこれだけ。 - Zwiftを表示するデバイス
アプリを動かすデバイスは、Windows、Mac、iPad、iPhone、iPod、Apple TV、Android端末など、殆どの環境に対応。スムースに大迫力で楽しみたい場合は、「高速のインターネット環境+ハイスペックなPC or Mac+大画面ディスプレイ」がオススメ! - 気になるトレーナー(ローラー台)は?
Zwiftの機能を存分に味わいたい場合は最新の自動負荷調整機能のついたダイレクトドライブ式スマートトレーナーの使用をオススメします。気になるお値段は10万円〜となります。 - バイク
トレーナーにセットできれば基本的にどんなバイクでもOK! - その他(汗対策など)
業務用扇風機とフロアマット、バイクカバーなどがあれば完璧です!
・一方、安く済ませたい場合は…
- 「2.デバイス」の環境をお手持ちのスマホやタブレットで構築。
- 「3.トレーナー」の環境をお手持ちの「クラシックトレーナー + パワーメーター」で構築可能。更にパワーメーターを持っていなくても「クラシックトレーナー + スピードセンサー」だけでも利用可能なんです!
実は、皆さんがイメージされているよりも簡単に(すでに持っているもので)Zwiftをはじめることができるんです!
Zwiftをはじめよう!
② Zwiftの魅力的なコースについて
利用環境が整ったら早速Zwiftワールドに入ってみましょう!そこに広がるのはワクワクする様なバーチャル空間です。現在、10の「ワールド」が存在していて、更にその中にある「ルート」を合計すると80以上の選択肢となります。要するにその日の気分で走る場所を変えることができるんです!ルートは大きく分けると以下の通り。
- Zwiftオリジナルワールド:ワトピア
Zwiftの定番ワールドといえばやはりワトピア。海底コースや巨大な橋、そして、伝説の峠「ラルプ・デュエズ」をオマージュした「アルプ・デュ・ズイフト」など、バラエティに富んだコースが用意されています。 - リアルレースコース:世界中の各都市
過去に世界選手権やツール・ド・フランスなどで使用されたコースをバーチュアル上に再現しています。プロ選手たちが競い合ったあのコースを実際に走ることができるんです!
③ 栗村流トレーニングの方法!?
Zwiftに慣れてきたら、次は効果的なトレーニングプログラムや楽しく追い込めるグループライドにチャレンジしてみましょう!Zwiftには「ワークアウト」と呼ばれるトレーニングプログラムや、「ミートアップ」と呼ばれるグループライドが用意されています。
- ワークアウトメニュー
世界のトップコーチ陣が作成した1,000以上に及ぶワークアウトメニューが用意されています!更にすごいのは、ロードバイク用メニューだけでなく、トライアスロンやMTB、グラベル(シクロクロス)など、各競技の特性に合わせたメニューがあり、30分の短時間で終わるワークアウトなど、それぞれの目的にあった効果的なトレーニングを行うことが可能になります。 - ミートアップ
ミートアップ機能を利用すると、オンラインでのグループライドやグループトレーニング、更には簡単なレースも行えます。プロ選手と一緒にオンラインサイクリングを楽しめるイベントなども開催されています。これらの情報を得るには「コンパニオン」と呼ばれるアプリを別途ダウンロード(無料)します。 - 栗村流トレーニング
ちなみに元選手である「自転車おじさん」ことわたくし栗村修のオリジナルトレーニング方法もご紹介いたします。その内容とは…。「コース上にいる世界中のライダーを追いかけまわす!」です。「ワークアウトメニュー」や「ミートアップ」もいいですが、わたくしの様なアナログ世代としては、もっとシンプルに楽しく追い込む方法はこれしかありません!ちなみにバーチャル空間ですが走っている方々はリアルでもあるので、くれぐれもマナーには気をつけて追いかけまわしてくださいね…汗。
野生のプロとまさかの遭遇
④ コミュニティで世界中のライダーと繋がろう!
上記でご紹介した「コンパニオンアプリ」を使うことで世界中のひとたちと繋がることが可能となります。Zwiftのアイコンでもあるサムズアップマークの「ライドオン」を送りあうことでお互いを認識し、SNS機能をつかって世界中のひとたちと直接コミュニーケーションをとることもできるんです。例えばフランス在住のベルナールさんと友達になって「明日の19時から一緒にライドしませんか」なんてことも可能に!ちなみに先日のロケ時にはトッププロのインピーと偶然遭遇し、自転車おじさんがインピーをぶっちぎるという伝説も名場面も生み出されました!?
⑤ ヴァーチャル・ツール・ド・フランスのコースが新たに追加される!
7月に開催している「ヴァーチャル・ツール・ド・フランス」では、6ステージ中4ステージが新たにつくられたオリジナルコースを使用しています。
7/4 第1ステージ:ワトピア(丘陵ステージ)
7/5 第2ステージ:ワトピア(山岳ステージ)
7/11 第3ステージ:フランス北西部のオリジナルコース(平坦ステージ)
7/12 第4ステージ:フランス南西部のオリジナルコース(丘陵ステージ)
7/18 第5ステージ:モンヴァントゥーのオリジナルコース(山岳ステージ)
7/19 第6ステージ:パリ・シャンゼリゼのオリジナルコース(平坦ステージ)
そしてなんと!これらのコースが新たにZwift上でも走行可能となり、我々もツール・ド・フランス気分を存分に味わえることになりました!また、トッププロが走ったデータと比べることで、いかに彼らがすごいかを身をもって体感することもできるんです!
Zwiftはコミュニティが面白い!
「Zwfitは知っているけどまだやったことはない」という方は意外に多いと思います。世界中が「オンライン化」「ステイホーム」となっているこの時期に、運動不足解消やストレス発散のためにまずは試しに体験することをオススメします!もしかすると「謎の自転車おじさん」に追いかけまわされるかもしれませんよ!
文:栗村 修
栗村 修
中学生のときにTVで観たツール・ド・フランスに魅せられロードレースの世界へ。 17歳で高校を中退し本場フランスへロードレース留学。その後ヨーロッパのプロチームと契約するなど29歳で現役を引退するまで内外で活躍した。 引退後は国内プロチームの監督を務める一方でJ SPORTSサイクルロードレース解説者としても精力的に活動。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
12月15日 午後7:00〜
-
Cycle* UCIシクロクロス ワールドカップ 2024/25 第5戦 フルスト(オランダ)
12月21日 午後11:00〜
-
Cycle* UCIシクロクロス ワールドカップ 2024/25 第6戦 ゾンホーフェン(ベルギー)
12月22日 午後11:00〜
-
Cycle* UCIシクロクロス ワールドカップ 2024/25 第4戦 ナミュール(ベルギー)
12月15日 午後11:00〜
-
【先行】Cycle*2024 第30回 全日本自転車競技選手権大会 シクロクロス 男子U23/男女エリート
12月15日 午前11:00〜
-
Cycle* UCIシクロクロス ワールドカップ 2024/25 第1戦 アントウェルペン(ベルギー)
11月24日 午後11:00〜
-
Cycle* UCIシクロクロス ワールドカップ 2024/25 第2戦 ダブリン(アイルランド)
12月1日 午後11:30〜
-
【2024シーズン一挙配信!】Cycle*2024 パリ~ルーベ
4月7日 午後6:05〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!