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バスケットボール コラム 2026年10月6日

【10月10〜11日開催:オータムリーグ 展望】首位の東海大は独走態勢へ。2位争いと入れ替え戦圏外を目指した戦いに注目

バスケットボールコラム by 青木 崇
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首位を走る東海大は、先週末に日本大と白鴎大に連勝したことで14勝2敗。残り6試合で2位以下と4勝の差をつけていることからすれば、ホームの湘南キャンパスでの国士舘大戦と神奈川大戦に勝利すれば、優勝に大きく前進することになる。

2位以下の争いについては、試合ごとに順位変動する状況が継続中。日本体育大は10月3日の白鴎大戦をブザービーターの逆転3Pを決められ、1点差で惜敗した。しかし、1巡目を3点差で勝利していたことで、直接対決の得失点差で上回っての2位。10勝6敗で同率の早稲田大にも、1巡目で勝利していることで順位が上になる。

日本体育大は今週末、10位の神奈川大と12位の青山学院大と対戦する。いずれも留学生のいないチームということもあり、コネ・ボウゴウジィ・ディット・ハメード(帝京長岡・4年)がインサイドで優位に立てる。コネの孤軍奮闘に終わらせないための鍵としては、4日の国士舘大戦で21点をマークした朝田健心(金沢学院・4年)が再び活躍できるかに注目だ。

白鴎大は今週末、山梨学院大と中央大を相手に大行寺キャンパスでホームゲームを開催。スヴェトリシック・イゴール(セルビア・4年)、深澤桜太という強力なセンターを擁する両校を相手に、持ち味であるフィジカルなディフェンスで主導権を握り、連勝して2位争いに生き残りたいところだ。

早稲田大は日本体育大、白鴎大との直接対決をいずれも敗戦していることが理由で4位。下山瑛司(中部大第一・4年)、三浦健一(洛南・4年)、松本秦(洛南・2年)が故障で欠場する試合が出てきた中、日本大、国士舘大、神奈川大相手に3連勝。三浦の欠場はしばらく続きそうだが、明治大と大東文化大と対戦する今週末も下山と松本を軸に、城戸賢心(福岡第一・4年)、嘉手川太智(開邦・4年)、藤山拓翔(開志国際・3年)の貢献で勝利を掴みたいところだ。

オータムリーグが終盤に入ったこともあり、2部との入れ替え戦を戦うのはどのチームになるのかも気になってくる。入れ替え戦圏外となる9位には6勝10敗の日本大、10位の神奈川大と11位の国士舘大が5勝11敗で同率。青山学院大は2勝14敗と苦しい戦いが続いている。

日本大は山田哲汰(白樺学園・4年)ら故障者続出の影響で5連敗を喫したが、4日の山梨学院大に競り勝ったことで9位の座をキープ。今週末の対戦相手は、1巡目でいずれも競り負けた中央大と明治大。山田が得点とゲームメイクで強烈な存在感を出し、チームメイトたちが攻防両面でしっかりサポートできれば、連勝する力は十分にある。

神奈川大は日本体育大と東海大が今週末の対戦相手。3日の青山学院大戦で3P6本を含む24点を記録した石田丈人(北陸学院・4年)が、好調を持続してオフェンスでインパクトを残せるかに注目。フロントラインの攻防で苦戦が予想される中、伊藤ハリー大河(浜松学院・4年)、小林秀康(拓殖大紅陵・3年)、三村デールアンソニー(日本航空・2年)の貢献は、神奈川大が勝利するための必要条件と言えよう。

国士舘大は上位校と互角に渡り合える戦いをしながらも、惜敗が多い。4Qの攻防で相手を上回るパフォーマンスを発揮することと、リードした状況でゲームを賢く終わらせられるかが鍵になる。絶対的な大黒柱は不在も、4年生が日替わりで勝利の原動力になる試合ができれば、国士舘大は上位校にとって非常に厄介だ。

青山学院大は入れ替え戦圏外まで浮上するのがかなり難しい状況にある。しかし、1部残留を成し遂げるためにも、大敗続きは回避したいところだろう。

注目のカード

大東文化大対青山学院大(10月10日)
上位進出の可能性を秘めた大東文化大は、1、2年の出場時間が多い中、10月4日の神奈川大戦で中村英司(広島皆実・3年)が17点をマーク。昨年ワールド・ユニバーシティ・バスケットボール・シリーズで学生選抜に選ばれた実績のある中村は、スモールフォワード登録だがポイントガードもこなせるオールラウンダー。今年のオータムリーグでは本来の力を発揮できずにいたが、神奈川大戦をきっかけに持ち味を発揮できるかという点でも、この試合で注目したい選手だ。

青山学院大は入れ替え戦圏外に出るのが難しくなりつつある。しかし、ホームの相模原キャンパスでの一戦だけに、なんとか3勝目を手にしたいところ。広瀬洸生(福岡大附属大濠・4年)と北條彪之介(美濃加茂・3年)がオフェンスを牽引し、司令塔として先発起用されている深見響敏(美濃加茂・2年)が堅実なゲームメイクで貢献できるかが重要。また、チーム全体でディフェンスの堅実さを見せられるかが勝利への鍵になるだろう。

白鴎大対中央大(10月11日)
3位と6位の対戦。9月9日の1巡目は中央大が65対60で勝利。白鴎大は2Qを除くといずれも12点以下というクォーターに終わるなど、フィールドゴール成功率が29.5%とあまりにも低かった。勝敗数で1ゲーム差しかない両者の対戦になるが、ホームの大行寺キャンパスで戦える白鴎大は勝利でなんとか2位争いから抜け出したいところだ。

注目したいのは、境アリーム(開志国際・4年)と深澤桜太(土浦日本大・3年)のマッチアップ。境はフィジカルの強さと非凡な身体能力を武器に、インサイドでの得点とリバウンドでチームに欠かせない存在となっている。一方の深澤は、ひざの大ケガからカムバックし、10月3日の早稲田大戦で18点、8リバウンドで勝利に貢献。20分以上の出場時間が可能になってきたのは、中央大にとって大きなプラスである。境と深澤のどちらがインサイドで主導権を握るかは、両チームが試合を優位に進めるうえで重要なポイントとして挙げたい。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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