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バスケット ボール コラム 2025年9月25日

【9月27〜28日開催:オータムリーグ展望】混戦続く中、早稲田大が首位を堅持、日本大と白鴎大にも勢い

バスケットボールレポート by 青木 崇
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バイウィークを経て再開されるオータムリーグは、9月27~28日の2連戦で1巡目が終了。8月30日の日本体育大戦で逆転負けを喫したものの、抜群の得点力を誇る早稲田大が首位を走っている。27日に専修大、28日に日本大と対戦するが、開幕からの好調を維持できれば、10勝1敗で2巡目に入る可能性は高い。

2位の日本大は、バイウィーク前の14日に日本体育大を63点に抑えて勝利するなど、ディフェンスが安定している。オフェンス面では苦戦が続いていたが、13日の専修大戦で80点をマーク。さらに日本体育大戦では泉登翔(福岡大附属大濠4年)が3Pを4本中2本決め、復調の兆しを見せたのは好材料だ。また、山田哲汰(白樺学園3年)が同試合で13点・10リバウンド・8アシストを記録し、オールラウンドな司令塔として台頭。2人の活躍は、新井楽人(沼津中央4年)の負荷を軽減する意味でも大きい。

6勝3敗で日本体育大、明治大東海大が並び、5勝4敗で白鴎大が追うなど、オータムリーグは依然として混戦模様だ。日本体育大と東海大は28日に直接対決を控え、上位争いに影響する一戦となる。白鴎大は27日に日本大、28日に日本体育大と対戦。本キャンパス開催のホームコート・アドバンテージを生かして連勝できれば、2巡目に向け勢いを増す可能性がある。

4勝5敗で並ぶ大東文化大青山学院大は、勝ち越して1巡目を終えられるかが注目ポイント。中央大神奈川大は主力の故障が響き、バイウィーク前の2連戦を連敗。今週末は立て直しが急務だ。

9連敗中の専修大も、笠木憂生(八王子学園八王子2年)のシュート力や、古山幸聖(桐光学園1年)のオールラウンドな働きが光り始めた。留学生ムワンバ・パトリック(八女学院1年)も出場機会を増やしており、インサイドのアピア・パトリック眞(福岡第一2年)への負荷軽減につながっている。今週末は、27日に早稲田大、28日に中央大を相手に初勝利を狙う。

★注目のカード

日本大対早稲田大(9月28日)

ラン&ガン・オフェンスでハイスコアの展開を狙う早稲田大に対し、堅守を誇る日本大が試合のテンポを落とせるかが勝敗のカギ。日本大は留学生ボロンボ・ムヘカグラシアブラ(八女学院3年)を擁し、スターター5人はいずれも188cm以上。早稲田大のスクリーンに対してスイッチディフェンスが可能で、ムヘカグラシアブラの機動力も他チームの留学生とは一線を画す。早稲田大は岩屋頼(洛南4年)ら、得点をクリエイトできる選手が豊富。2ケタ得点を4~5人がマークできれば、試合を優位に進められるだろう。

日本体育大対白鴎大(9月28日)

バイウィーク前に連敗を喫した日本体育大は、調子を上げてきた白鴎大を敵地で下して流れを取り戻したい。コネ・ボウゴウジィ・ディット・ハメード(帝京長岡3年)と西部秀馬(東山4年)のワンツーパンチに加え、ベンチから出場する朝田健心(金沢学院3年)が好調。13日の大東文化大戦で17点、14日の日本大戦でも14点を記録した。一方の白鴎大は、佐藤涼成の広島ドラゴンフライズ入団で主力を失ったが、佐伯崚介(土浦日本大4年)がアグレッシブなオフェンスとリーダーシップで牽引。モンガ・バンザ・ジョエル(別府溝辺学園4年)と境アリーム(開志国際3年)のビッグマン同時起用は、白鴎大のディフェンスをより強固にしている。アップテンポで走りたい日本体育大に対し、白鴎大が厳しいディフェンスから流れをつかめるかが見どころだ。

 

文:青木 崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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