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バスケット ボール コラム 2024年9月26日

【オータムリーグプレビュー】実力拮抗の上位6校、初勝利を目指す中央大と山梨学院大の戦いに注目

バスケットボールレポート by 青木 崇
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中央大学 高山鈴琉

中央大学 高山鈴琉(2年/東海大諏訪高)

5チームが5勝1敗で並んだ状況から抜け出したのは、東海大と日本体育大の2校。東海大は日本大に大敗した後にしっかりディフェンスを立て直し、9月11日に筑波大を37点に抑えた。また、7日の大東文化大戦、8日の明治大戦はいずれも前半での劣勢から逆転しての勝利。勝負所になると、轟琉維が違いをもたらすことができるようになっているのも強み。28日に昨年のインカレで頂点を争った白鴎大と対戦するが、フィジカルなディフェンスに対してオフェンスがどのように得点に繋げるかが、勝敗を分けるカギになる。

日本体育大は高さと長さが持ち味のムトンボ・ジャンピエールとコネ・ボウゴウジィ・ディット・ハメードがペイント内のディフェンスで優位に立ち、小澤飛悠や石川響太郎といった得点力のある選手の活躍もあり、着実に白星を積み重ねている。東海大との直接対決で負けたことで2位になっているが、28日に大東文化大、29日に専修大と、現時点でいずれも6勝3敗のチームとの対戦に連勝すれば、単独首位の可能性も十分にある。

白鴎大は8日の専修大戦でディフェンスが崩されて敗戦を喫したが、11日の中央大戦をモノにして連敗は回避。その後、天皇杯でB3の東京八王子ビートレインズ相手に戦った経験は、今後のリーグ戦に向けてプラス材料。21点、7リバウンド、9アシストを記録するなど、佐藤涼成はオータムリーグでトップレベルのポイントガードとして今後も注目すべき選手だ。

日本大はコンゴロー・デイビットが得点とリバウンドでチームを牽引するが、ベンチスコアリングでチームに勢いを与える新井楽人の活躍も勝利に欠かせない要素。故障で泉登翔を欠いているのは痛いが、司令塔として米須玲音が復活し、新井とともに山田哲汰、下地秀一郎がベンチから貢献する形ができている。28日に明治大、29日に筑波大と留学生のいないチームとの対戦となるだけに、2連勝で上位2チームとの差を詰めたいところだ。

6勝3敗で並ぶ大東文化大と専修大は、チーム状況が対照的。大東文化大は7日の東海大戦に逆転負けを喫して以来調子を落としていることに加え、主力に故障者が出ている影響で9月15日に行われた天皇杯の1次ラウンドで白鴎大に22点差の大敗を喫している。27日の日本体育大戦は厳しい試合になりそうだが、オータムリーグで上位4チームに入るためにも、非常に重要な試合になるだろう。一方の専修大は8日に白鴎大を破り、浅野ケニーが3x3の日本代表活動から戻ってきた後に行われた21日に神奈川大を破って3連勝。29日の日本体育大戦は、オータムリーグの上位の実力差がより拮抗しているか否かを知る試合になるか注目したい。

2勝7敗と苦戦が続く筑波大は、得点力不足に泣かされていることに加え、福田健人と坂本康成のスターター2人が相次いでケガに見舞われた。星川開聖と副島成翔も故障でロスター外の状態が続いており、浅井英矢と岩下准平がより得点面でチームを牽引することは、勝利を手にするうえで欠かせない。

開幕から9連敗の中央大と山梨学院大は、1巡目で最後の試合となる28日に直接対決がある。中央大は11日の白鴎大戦後、U18アジアカップに出場した深澤桜太が合流し、ミニキャンプでチーム力をアップを図った。山梨学院大も菅野陸がU18代表からチームに戻り、野溝利一の負荷を軽減できる点がプラス。スヴェトリシック・イゴールが故障から復帰できれば、フロントラインの攻防における不利を回避できる。勝利に飢えたこの2校の戦いは、一発勝負のような熱戦が繰り広げられるに違いない。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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