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バスケット ボール コラム 2024年9月5日

【オータムリーグ プレビュー】5勝1敗で5校が並ぶ大混戦から週末の2試合で抜け出せるのはどのチームか?

バスケットボールレポート by 青木 崇
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日本体育大学の西部秀馬

日本体育大学の西部秀馬

オータムリーグは9月4日に日本体育大が白鴎大を86対73を破ったことで、全勝チームがなくなった。ムトンボ・ジャンピエールとコネ・ボウゴウジィ・ディット・ハメードの高さと長さがディフェンスで脅威となり、西部秀馬と石川響太郎が3本ずつ3Pを決め、大森尊之も19点とベンチスコアラーとして大活躍。日本体育大の藤田将弘コーチも、白鴎大戦の勝利に大きな手応えを感じている。

「今日は大事なゲームで、全勝の白鴎さん相手に我々がどう戦い切るかということで、ヘッズダウン(頭を下げる)する時間を少なく、いい顔してやれと選手に伝えて(試合に)出した。その通りにサブのメンバーも含めて、全員が仕事をしてくれました」

9月4日の試合終了時点で白鴎大、日本体育大、日本大、東海大、大東文化大の5チームが5勝1敗で並んだことからも、開幕前の予想通りの激戦が続く。7日には東海大対大東文化大、8日には日本体育大対日本大という上位校による直接対決がある。まだ1巡目の前半だが、この2試合は今週末で最も注目に値すると言っていいだろう。

東海大と大東文化大戦は、轟琉維と塚本智裕のポイントガードの出来が勝敗を分けるポイントになりそう。日本体育大対日本大戦は、ジャンピエール&コネ対コンゴロー・デイビットのマッチアップが最大の注目点。日本大としては、石川や小澤飛悠といったシューターをチームディフェンスでどう抑えるかも、勝利を手にするために欠かせない要素になるだろう。

白鴎大は初黒星を喫したが、週末に上位4校との対戦がなく、7日に専修大、8日に中央大と対戦する。日本体育大戦で見つかった攻防両面の課題を修正し、フィジカルなディフェンスで試合をコントロールして勝利できれば、単独首位に返り咲く可能性は増す。

中央大と山梨学院大は開幕から6連敗と苦戦が続く。中央大は200cmのビッグマン深澤桜太がU18代表としてアジアカップに出場しているため、留学生のいるチーム相手だとフロントラインの攻防における不利に直面中。カッター勲生、山﨑紀人、オヌ太郎が奮闘しているものの、東海大と拓殖大に惜敗するなど結果につながっていない。

小川翔矢は得点面で牽引してきたが、9月4日の日本大戦で頭部に相手選手のひじが当たり、脳震盪の症状が見られたため、7日の明治大と8日の筑波大戦で欠場することが濃厚。4年生ガードの西村慶太郎も、開幕前にケガをして離脱しているのも中央大にとっては誤算だ。

チームの現状について荻野大祐コーチは、「瀕死の状態だけど、我慢するしかない。下級生を経験値を上げるために使っているが、新人戦とは違う」と語る。初勝利のカギは、フロントラインがフィジカルな攻防で奮闘することと、9月1日の大東文化大戦で32点と爆発した久岡賢太郎がベンチからチームを勢いつけられるかがに注目したい。

山梨学院大は9月4日の明治大戦で延長の末に1点差の惜敗。U18代表活動中の菅野陸とスヴェトリシック・イゴールを故障で欠いているが、得点源の野溝利一をチームメイトたちがサポートし、開幕当初に比べたら間違いなくタフに戦えるようになっている。白鴎大(7日)、神奈川大(8日)との対戦する今週末、初勝利を目指す。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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