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飯尾文哉(日本大学4年 184cm/SG/洛南高校出身)
中学時代は無名だったが、洛南高校入学後にスコアラーとして著しく成長したことによって、U18代表として国際大会を経験した飯尾文哉。日本大学に進学すると即戦力となり、3年生となった昨年は主力の一人としてリーダーシップを発揮する機会も増えた。キャプテンとなった今年は、大きな目標である日本大学のインカレ制覇を実現するために、リーグ戦で見えた課題を改善し、成長することにフォーカスしている。(取材日:7月30日)
Q 昨年のインカレ後にキャプテンとなったわけですが、任命された瞬間の心境はどんなものでしたか?
「3年の時から“ゲームの時は引っ張ってほしい”と城間さんから伝えられていたので、そのあたりは何も思わずにキャプテンを普通に受け入れられました」
Q 城間修平コーチからどんなことを飯尾選手は求められていると感じていますか?
「チームの雰囲気については、去年の若林(行宗)キャプテンがやってくれたことを今年も引き継いでやってもらいたいと言われました。どうしても雰囲気が落ちた状態で練習してしまうことがあるので、そこは今の自分に求められているところだと思います」
Q コロナの影響でチームとして思うような活動ができない中、キャプテンとしてチームにアプローチするうえで大事にしてきたことは何ですか?
「一人一人責任を持って行動するということ、監督からもマネジャーからも言われています。今はコロナが流行っていますが、外食であったり、マスクの着用とかは寮内でもしっかりやっていますので、そういったところは意識するようにしています」
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ワールドユニバーシティバスケットボールシリーズ2022 Game6 アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン) vs. 東海大学 #6
配信期間 : 2022年8月11日午後2:50 ~ 2022年8月11日午後6:30
Q 練習試合もほとんどできず、ほぼぶっつけ本番ながら3位だった春のトーナメントをどう評価しますか?
「練習試合は前年度ほどできていないんですけど、そこで3位になれたというのは自分たちにとっていいことかなと思うのですが、目指していたのは優勝なので、リーグ戦ではトーナメントで出た課題を克服していきたいと思います」
Q 5試合を戦ってみたことで実感できた強み、課題としてリーグ戦までに改善したいと感じた部分を話してもらえますか?
「トーナメントで出た強みというのは、セカンド(ベンチ)から出てくるメンバーたちがスターターが崩れても立て直してくれたので、そこはよかったと思います。弱みは後半の入りであったり、終盤に競った時の弱さは改善しなければダメなところだと思います」
Q 新人戦は惜しくも準優勝という結果でしたが、下級生のレベルアップについてはどのように感じていますか?
「4ポジ(パワーフォワード)のところは上級生が佐藤(大介)しかいないので、そこで新沼(康生)や宮城(真斗)が出てきてくれたことはすごくよかったと思います」
Q 4年生の活躍がチームの成功に欠かせないと思います。同級生でカギを握る選手はどの選手で、そう思える理由を話していただけますか?
「やはりセカンドから出てくる矢澤(樹)がガードの控えになっているので、そこが重要かなと…。セカンドから出てくる選手は個性が強いので、そこをしっかりまとめてくれたらと思います」
Q 大学バスケットボールも留学生の存在とパフォーマンスが、勝敗を左右する要素になっています。インサイドの核となるコンゴロー・デイビッドに対し、どんなことを期待していますか?
「新人戦でもそうなのですが、彼は身体を張って(相手の)留学生を止めてくれたり、しっかり我慢してやってくれたので、そこをリーグ戦でも発揮してほしいです。デイビッドが大崩れしない限りは全然上を目指せると思うので、自分たちが彼をうまくコントロールしてやっていけたらと思います」
Q 洛南高出身ですが、名門として知られるチームでプレーしようと思った理由や経緯は振り返ってもらえますか?
「洛南ですか、自分は中学があまり強いほうではなかったので、推薦もそんなに来ない選手でした。洛南の練習会に行って、そこから推薦をもらっただけなんです。自分は大阪出身ですけど、そこから出て強いところでやりたいというのがありました。“3年間試合に出られないよ”と親から言われましたけど、自分は上を目指してやりたいと思ったので、その一心で行きました」
Q U18代表としてアジア選手権に出ましたが、限られた出場機会となってしまいました。それでも、日本代表としてプレーしたこと、国際大会を経験できたことは、今の自身にどうプラスになったと思いますか?
「代表に入ったことは、自分の中でも大きな自信にもなりましたし、大学に入ってフィジカルの差を少し実感しましたけど、その経験があったからちょっと通用できる部分もありました」
Q 洛南高校時代、東山高がライバルでした。3年生の時には予選の決勝で負けてしまい、ウインターカップに出られないという経験をしました。あの試合で覚えていること、悔しい敗戦で学んだこと、現在へとつながるモチベーションになっていることなどありますか?
「あの試合は実際思い出したくないくらいです。でも、あれは自分の中で一番Bad(悪い)試合だったなと思うんですけど、何もチャレンジできなかったというのがあって、もっと攻めた方がよかったし、もっとできたと…。もっと、もっとというのがあったので、後悔のないようにこれからはどんな試合もやって行こうと思いました」
Q U18で一緒に戦った河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)、富永啓生(NCAAネブラスカ大)が最近日本代表としてアジアの舞台で奮闘しました。彼らについてどんな印象をお持ちですか?
「18の時に一緒に戦ったメンバーがフル代表でやっているということで、彼らがやっていることは自分のモチベーションにもなります。くよくよしていられないです。今は差が開いたかと思うんですけど、そこを縮めるために少しでも努力しなければというモチベーションはありますね」
Q 洛南高の吉田裕司コーチから学んだことで、最も印象に残っていることやエピソードはありますか?
「洛南は本当に基礎に忠実で、そこをしっかり教えてもらいました。ファンダメンタルの部分なんですけど、“レイアップは両手でしっかり行け!”とかなんですけど、片手で行くとブロックされていますし、両手で行くからちゃんとシュートが決まるといったところです。ファンダメンタルの部分をしっかり教えてもらうことができました」
Q 洛南高で過ごした3年間は飯尾選手のキャリアにおいてどんな意味がありますか?
「本当に洛南へ行ってよかったと思うのは、頭を使うバスケットをするんですけど、大学に入っても戦術的なことがすぐに理解できました。そういったところですね」
Q 日本大学に入学後、高校から大学へのアジャストで苦労したことは?
「自分は高校の時が点を取りに行く選手だったので、ほとんど自分のアシストなしに行くという感じでした。大学は身長も高くなりますし、ゴールまでがちょっと遠くなっていくので、アシストを身につけるのに苦労しました」
Q 自身のプレーで絶対の自信を持っているところは?
「リバウンドを取ってからの(ボール)プッシュでは、絶対に点が取れると思います」
Q 春のトーナメント以降、レベルアップしなければと認識し、練習で重視してきたことは何かありますか?
「今ポイントガードをやっているんですけど、トーナメントでは点数にムラがあって1ケタの点数を取ってしまいました。もう少し自分から得点を取りに行っていいんじゃないかなと思うので、練習からどんどん点を取りに行くようにもう1回意識していますね」
Q ポイントガードとしてプレーすることの難しさは?
「どうしてもポイントガードは人を活かさなければいけないというイメージがあって、その意識からか攻める積極性がなくなってしまうので、難しいなと思います」
Q そこのバランスをリーグ戦を通じてレベルアップしたいわけですね?
「そうですね」
Q バスケットボールに関する映像をたくさん見ていると思いますが、飯尾選手がすごく参考にしている選手はいますか?
「やはり比江島(慎)選手のプレーはよく見ます。洛南に入ったのは、比江島選手への憧れもありました。この間のBリーグでも宇都宮(ブレックス)が優勝して、比江島選手がMVPに選ばれたというのは、本当にすごいなと思って、目標にしています」
Q この人にはどうしても負けたくないと意識してしまう選手などはいますか?
「ざっくり言うと、同期にはどのチームにも負けたくないですね」
Q 他のチームですごく仲のいい選手は?
「笹山(陸:筑波大)、松崎(裕樹:東海大)、土家(大輝:早稲田大)、中村(拓人:大東文化大)はたまにご飯に行ったりしますね」
Q やはりアンダー代表の時から?
「そこからずっと仲がいいですね」
Q U18代表を率いていたトーステン・ロイブルはどんなコーチでしたか?
「ロイブルさんはめちゃくちゃ熱かったですね。練習でちょっとでも手を抜いていると、“もっとハードワークしろ”とよく言われました」
Q プレーのことなど細かい指示をする人だったのですか?
「細かかったと思いますけど、“思い切りプレーしろ、シュートを打ち抜け”とは結構言われていました。ハードワークしていればよかったという感じでした」
Q 取り組む姿勢の部分をロイブルコーチは見ていたということですか?
「そうですね。代表合宿でもハードワークにディフェンスをしている選手であったり、自分も選考会で最後のほうでしたけど、(代表に)入るか入らないかみたいな時にハードワークをしていたら、そこを評価してもらえたので、しっかりそういったところを見てくださった方だったと思います」
Q 大阪人の飯尾選手が東京で生活するようになって以降、何かカルチャーショックを感じたことはありますか?
「いや、なんでしょうね。そんなに困ったことはないですね。めちゃくちゃ楽しいです」
Q リーグ戦に向けての意気込みをお願いします。
「リーグ戦は20試合以上あるので、ケガ人を増やさないことが一つ大事なことです。リーグ戦で課題をもう一度しっかり見つけて、インカレに挑むことを目標としています。順位の目標も立てているんですけど、いっぱい課題を見つけたチームがインカレでは勝つと思うので、そこを出せるようにチャレンジしていきたいと思います」
Q この24時間でちょっとだけハッピーだったこと、何かありますか?
「この24時間でちょっとだけハッピーだったこと…、めちゃ大喜利みたいですね。今日ウエイトがあったんですけど、そのメニューがめちゃ減ったこと、めちゃ少なかったことです。明日練習試合があるんですけど、なんか今日は甘やかせてもらいました(笑)」
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飯尾文哉(日本大学4年 184cm/SG/洛南高校出身)| 第98回関東大学バスケットボールリーグ戦
文:青木 崇
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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