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バスケット ボール コラム 2021年12月18日

【女子プレビュー】3連覇を狙う桜花学園が本命。女王を止める可能性があるチームはどこか?

ウインターカップコラム by 青木 崇
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桜花vs高知中央

夏のインターハイを制した桜花学園は、準決勝の京都精華学園戦で苦戦を強いられた以外、大差をつけての勝利を手にしていた。昨年の大会でも存在感を示したキャプテン、朝比奈あずさのインサイドゲームを軸に、チームとして攻防両面で堅実なプレーを発揮できる点では、ウインターカップでも優勝候補の最有力と言っていい。

185cmの朝比奈は、留学生相手でもインサイドで得点できる能力を持ち、リバウンドでもチームを牽引する大黒柱。仮にダブルチームでディフェンス対応されても、伊波美空、平下結貴、横山智那美は、アウトサイドからのショットで相手にダメージを与えられる。準々決勝以降での対戦が明星学園、岐阜女子、京都精華学園の留学生対策をしっかり遂行し、ディフェンスで主導権を握ることがでれば、桜花学園の3連覇は現実味を帯びてくるだろう。

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しかし、勝負に絶対はない。高校生の試合だから、余計に何が起こるかわからないもの。桜花学園を倒してのタイトル獲得の可能性があるチームということでは、インターハイで準優勝の大阪薫英女学院、3位の京都精華学園と岐阜女子の名前をあげなければならない。

準決勝で桜花学園との対戦が濃厚な岐阜女子は、6月の東海大会で勝利を手にしている。アググア・チカ・チュクウが朝比奈をスローダウンさせることができれば、ライバルを撃破することも十分可能。毎年タフなディフェンスをするチームを作っている安江満夫コーチが、藤澤夢叶を軸にしたオフェンスのレベルをウインターカップまでに挙げられるかは、岐阜女子の成功を左右する要素と言っていいだろう。

京都精華学園は、イソジェ・ウチェとディマロ・ジェシカという留学生2人を擁している。チームの核はウチェになるが、ジェシカもインターハイの桜花学園戦で20点、17リバウンドを記録するなど、2人ともしっかり役割を全うできる選手。1年生ながら主力となっている八木悠香と堀内桜花を、3年生の瀬川心暖と植村文音がしっかりサポートできるのも心強い。

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インターハイで岐阜女子を1点差で破り、準優勝となった大阪薫英女学院は、エースの都野七海が158cmで、175cm以上の選手が2人のみとこれまでに取り上げたチームに比べるとサイズが小さい。しかし、安藤香織コーチによる緻密な戦略を遂行し、勇猛果敢に40分間戦い続ける心身両面でのタフさが大阪薫英女学院の強み。初戦で札幌山の手と対戦することが濃厚も、これを撃破すればベスト8までは着実に勝ち上がってくると予想する。

1回戦から注目したい試合は、聖カタリナ学園対津幡、大阪桐蔭対八雲学園、安城学園対聖和学園の3つ。また、明星学園、昭和学院、柴田学園、開志国際、浜松開誠館、昨年の準優勝校東京成徳大は、上位進出の可能性を秘めているチームということで注目に値する。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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