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バスケット ボール コラム 2020年8月29日

【高校バスケ対談】東山高校 米須玲音 × 洛南高校 淺野ケニー「決勝の舞台で京都対決を」

バスケットボールレポート by J SPORTS 編集部
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浅野ケニー選手(左)、米須玲音選手(右)

洛南高校の浅野ケニー選手(左)と東山高校の米須玲音選手(右)

高校バスケプレーヤーのオンライン対談企画。初回となる今回は、京都の覇権を争う東山高校の米須玲音選手と洛南高校の淺野ケニー選手が登場。全国にその名を轟かせる両校のエースに、2人の出会いやウインターカップに賭ける意気込みを聞いた。

−−−−−自己紹介をお願いします。

米須:東山高校キャプテンの米須玲音です。ポジションはPGをやっています。得意なプレーは「アシスト」です。

淺野:洛南高校の淺野ケニーです。ポジションはFWで、得意なプレーは「3P」「ドライブ」です。

−−−−−コロナ自粛期間はどのように過ごしていましたか?

米須:ボールを使った練習はできませんでしたが、寮に入っているので、廊下で体幹トレーニングとか、やれることをしっかりやっていました。ぼくは体幹を鍛えないと軸が細いので、体幹をしっかり鍛えようと思って、体幹を中心に練習していました。

淺野:ぼくは東京の実家に帰って、できる日は外でずっとハンドリングをしていました。それと、チームで週に3回か4回はZOOMでトレーニングをしていました。

−−−−−インターハイ中止の知らせ聞いたときの気持ちは?

米須:決まる前から、インターハイはないだろうと少し思っていましたが、しっかり決定になったときに、この先なにを目標にして頑張っていけばいいのかという葛藤が、ぼくとしてもチームとしてもありました。なので、そこからの練習がうまくできなかったですね。モチベーションを戻していくのが大変でした。

そんなとき、去年の東山高校のキャプテンだった脇阪くんが学校に顔を出してくれて「インターハイは中止になったけど、まだウインターカップが残っているからそれに向けて頑張れ」という一言をもらったことが助けになりました。中止が決まったときに、僕自身が先生の話を納得せずに聞いていたことを大澤先生も感じていたらしく、脇坂くんから、大澤先生が「米須のモチベーションが下がっている」と言っていることを聞いて、自分が落ち込んでいたらチームとしてもまとまらないと感じました。脇坂くんからも「お前が楽しくやらないとチームも楽しくなくなるだろ」と言われて、それが一番印象に残っています。

淺野:ぼくらも無くなろうだろうとは思っていました。目標がなくなったなとは思っていましたが、監督からウインターカップは協会も開催できるように動いてくれるはずだから気持ちを切らさずに頑張れということを言われて、希望を持って頑張ろうという風にとチーム全員で思いはじめました。

インターハイには3年間出られませんでしたが、3年目のインターハイはどうしても出たかったです。でも、大会が無くなって出られなくなって、悔しい思いとかを全部ウインターカップにぶつけようという気持ちで頑張っています。

−−−−−自粛期間中、ライバルであるお互いのことは気にならなかったですか?

米須:ぼくは結構気にしていました。京都では夏の東山、冬の洛南と言われているので、冬は怖いですよね。

淺野:ぼくらは、東山は普通に体育館で練習してるんじゃないかって思っていました。それが本当に怖くてみんなで「頑張ろう」という感じでしたね(笑)

−−−−−ウインターカップへの想いを聞かせてください。

米須:ぼくたちはインターハイとウインターカップの2冠が目標でした。インターハイが中止になったことで、もしウインターカップが開催されれば、必ず優勝したいと思っています。去年は福岡第一に準決勝で負けて、悔しい思いをしたので、ウインターカップで第一を倒して日本一になりたいと思います。

(河村勇輝選手とのマッチアップに注目が集まっていたが)
河村さん(現・東海大学)がいたから自分自身も成長できた部分があったので、河村さんがいないなかで自分がどれだけやれるかを証明したいです。(河村選手からは試合後)「俺がいないけど、しっかり日本一になれるように頑張れ」という言葉は掛けてもらいました。「もし大学でやれる機会があったらそこでは必ず勝ちます」と応えました。

(洛南は大濠高校に敗れたが)
淺野:大濠戦は1ピリは勝ってて、3ピリで離されて、4ピリで厳しくなったという感じでした。洛南は3ピリ目がすごく弱くて、練習中からしんどいときにどれだけ頑張れるかということをチーム全体で意識しています。練習試合などでも3Q目は特に意識してやっています。

(お互いの試合は見ていたか?)
米須:試合が終わった後、ホテルに戻るバスのなかで洛南と大濠の試合を見ていましたが、そのときは洛南が勝っていて、決勝で洛南と戦いたいという気持ちを持っていました。

淺野:ぼくは福岡第一対東山戦を家で見てて、前半(東山が)勝ってて「頑張ってくれ」と思いながら観ていました。ぼくたちは負けてしまいましたが、同じ京都代表として、勝ってほしいという思いは強くありました。

−−−−−2人の出会いについて教えてください。

淺野:僕が米須を知ったのは中学2年生のジュニアオールスターのときです。ぼくら(東京代表)が負けた神奈川と(長崎が)決勝で戦っていて、最後2点差くらいの良い勝負をしていました。そのとき、長崎のエースの米須のことを知りました。

米須:神奈川との決勝が終わって、ぼくが階段を上るときにケニーとちょうどすれ違って、そのときに「お疲れ」みたいなことを言われました。「お!」みたいな感じでびっくりして、「ありがとう」と言ったことを覚えています。そこで知り合った感じですね。

(連絡先を交換したのは)
淺野:高1ですね。近畿ブロックエンデバーがあって、そのときに同じ部屋でめちゃめちゃ仲良くなりました。なにを話したかは覚えていないですけど、米須はマジで変人です。何考えてるかわかんないです(笑) 周りの東山の選手も変人って言ってますし、ぼくはバスケしてるときの米須しか知らなかったんで、どんな奴なんだろうと思ってたら、携帯向けたらイヤホンしながらキメ顔してきて、おかしい奴だなと思いましたね。

米須:(淺野選手は)見た感じ結構強そうなんですけど、話してみると気が弱そうみたいな。優しすぎるぐらい優しくて、たぶん女の子と話すとたぶん話せない。人見知りだと思う。

−−−−−京都のライバルとして、お互いをどのように意識していますか?

米須:冬の洛南と言われているので、そこはしっかりと警戒して、試合に挑まなければいけないということはありますし、ぼくとしては小川とケニーの2人が洛南の中心になってくると思っているので、そこはしっかりと抑えなければいけません。また、ぼくはPGをやらせてもらっていますが、PGで対決したときに、相手のPGの選手には絶対に負けないようにする。

淺野:東山で厄介なのは米須と留学生のジャンピエールの2人のライン。そこは本当にぼくたちとしたら厄介で、相手が流れに乗るタイミングで攻めはさせないようにしなければいけません。ぼくが留学生につくことが結構多いので、そこはパス出させないように頑張りたいです。洛南はサイズがある選手が多いので、パスを出させないようにやったりとか、その2人のラインをある程度抑えられたらぼくたちにも勝機はあると思っています。絶対勝つ気持ちで頑張ります。

−−−−−最後に、ウインターカップへの意気込みを聞かせてください。

米須:福岡勢の大濠にしろ第一にしろ、当たったらそこで倒して、今年からは京都同士の決勝にしたいですね。これからずっとインターハイ、ウインターカップがあれば、京都対決が決勝の舞台で見られたらなとは思います。

淺野:去年、福岡対決に最後なったときに、来年は京都対決やりたいとすごく思いました。今年は福岡と当たるかは分かりませんが、当たったところに全部勝って、決勝で東山と試合ができたら良いなと思っています。

高校バスケ対談:東山高校 米須玲音 × 洛南高校 淺野ケニー

文:J SPORTS編集部

J SPORTS編集部

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