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1回戦で対戦した羽黒に対し、土浦日本大は決して油断をしていたわけではない。しかし、得点源であり鍋田亜廉が徹底的にマークされた影響で21本中2本しかFGを決められず、身長差を生かしてリバウンドで66対44と圧倒しながらも、セカンドチャンスからなかなか得点できないシーンも多かった。
オープンの3Pシュートを積極的に打ち続けたものの、自分たちのリズムをつかめないまま時間だけが経過。ディフェンスでも羽黒のピック&ロールをなかなか止められず、プレスをかけてもしっかり対応されて失点という悪循環に陥った結果、75対81のスコアでゲームオーバー。佐藤豊文コーチは試合をこう振り返る。
高校バスケ ウインターカップ 2019
土浦日本大:U18代表の結城らタレントを揃えたチームだったが、最後までリズムに乗れないまま初戦敗退
「負けるときはこんなもんだなと。最初から最後まで1回も波が来ないで、いろいろ自分のプレーだけじゃなく周りの要員とかもあるんですけど、最後の最後まで10対0くらいの時間を作れなかった。まったく歯車が噛み合わない。期待して後から出した選手がミスをしたり、ディフェンスでやられたりと悪循環でした。だから、なんでも5人で戦うわけにもいかないし、6〜7人目の選手にいつもやっていることを期待して出したんですけど、それがイメージと違った。出だしで6点離れて結城が2つファウルしたけど、変えなければよかったのかなと。替えて吉田凛を出したらゴール下でポロポロやって、6点差が1点差で1クォーターを終えたとき、これはもつれるなと思ったんですけど、そこから1回も立ち直れなかったですね」
鍋田が6点に終わったといえ、キャプテンの陳岡燈生は8本の3Pを決めての24点、15リバウンド、松村竜吾も24点、18リバウンドのダブルダブルと奮闘。昨年U16とU18のアジア選手権に出場した結城智史も、12点、17リバウンド、4アシストという数字は残した。しかし、1Qで2ファウルになった影響で積極性が失われ、「全然何もうまくいかなくて、これが自分としての実力ではないはずなんですけど、何もかもが噛み合わずに40分間終わってしまった」と悔しい思いだけが募る結末。試合終盤に痛恨のレイアップミスをしたこともあって、その後のコメントは“敗戦の理由が自分にある”というものばかりだった。
東京都の梅丘中から土浦日本大に進学しての3年間、結城はアンダーカテゴリーの日本代表として国際経験を積み重ねながら、チームの要となるべくハードワークの日々を過ごしてきた。限られた選手しか経験できないことは、「アジアの選手は体が強くて、タフショットも決めてくるので、ファウルをしないで止めることや、自分より大きいセンターを相手にどうやってリバウンドを取るのかという部分は、国際試合を経験しないとわからなかったと思います」と話したことでも明らかだ。
高校最後の大会は悔やんでも悔やみきれない結果に終わったが、これを糧に大学でステップするしかない。敗戦のショックからほぼ無表情で取材を受けていた結城だったが、最後は「国際経験を生かして、頼られるような存在、今まで以上にオールラウンドにやっていきたいと思います」と前向きな言葉を残し、エスフォルタアリーナ八王子を後にした。
文:青木崇
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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