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インターハイを2連覇した桜花学園だが、ウインターカップは一昨年が3位、昨年がベスト8敗退とタイトル獲得を逃している。3年ぶりの頂点に向けて、チームのモチベーションは高い。しかし、井上眞一コーチは、1年生(16歳以下)しか出られない国体でも優勝することへのこだわりがあった。指揮官が望む結果を出したといえ、ウインターカップに向けてのレベルアップと準備に関しては、例年に比べると遅れていることを否定しない。
「令和元年だから三冠を獲りたいという気持があったから、国体に集中したところもあって、2、3年生をあまり見られなかった。今(12月上旬)は夏より弱いじゃないかと思う」
井上コーチがこう語るとはいえ、桜花学園には平下愛佳と岡本美優の3年生を筆頭に、昨年のチームからスターターが4人残っている。また、2年生となった留学生、オコンクウォ・スーザン・アマカがインサイドの中心選手として着実に成長中。1年生から先発の司令塔を務める江村優有、3Pシューターとしてインターハイで存在感を示した前田芽衣、故障から復帰して国体制覇に貢献した1年生の平下結貴ら、能力の高い選手を数多くそろえている。ウインターカップまでにチーム力をどこまで高められるのか? 百戦錬磨の井上コーチがどんな手腕を発揮するかという点でも目が離せない。
桜花学園の対抗は、2010年中盤から高校女子バスケットボール界の2強を構成している岐阜女。昨年2度目の優勝を果たし、今回2連覇を狙う状況にあるものの、インターハイでは桜花学園に59対72で敗れて準優勝に終わった。
夏の雪辱とウインターカップ2連覇を目指すチームの強みは、持ち味である厳しいディフェンスであり、インターハイでは準決勝までの4試合の平均で相手のFG成功率が33%。しかし、桜花学園戦はアマカのインサイドをスローダウンできずに25点を奪われるなど、49.3%という確率でシュートを決められていた。インターハイ決勝ではファウルトラブルに陥ったイベ・エスター・チカンソが、アマカと互角に渡り合えるかは岐阜女の命運を左右する要素と言っていい。
オフェンスでは藤田和の巧みなゲームメイクを起点に、チカンソのインサイドと林真帆のオールラウンドなプレーで得点を稼げる。インターハイ準決勝の大阪薫英女学院戦で活躍した佐藤もものように、3Pシュートを決める選手が増えてくると、岐阜女のオフェンスは間違いなくパワーアップするはずだ。
2強に続くのは、インターハイで3位となった大阪の2校、スキルの高いパワーフォワード森岡奈菜未を擁する大阪薫英女学院と、ゲームメイクのうまさと得点力を兼備した祢宜菜々葉がキャプテンを務める大阪桐蔭になるだろう。三浦愛華と樋口鈴乃のワンツーパンチが強力の精華女、U17代表としてワールドカップを経験している高橋未来と195cmのセンターであるアディアウィコエ・ラリヤ・ババア・メイドがいる京都精華学園は、先にあげた4校にとって厄介な存在になる可能性を秘めたチームとしてあげておきたい。また、昨年4位となった津幡のように、公立校が上位進出を果たすシーンが見られるかも、注目したいポイントの一つになるだろう。
文:青木崇
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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