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強過ぎた。福岡第一(福岡)は、2回戦からの5試合すべてで20点以上の差をつけ、日本一に上り詰めた。ウインターカップ2018第71回全国高校バスケットボール選手権大会は29日に最終日を迎え、男子の決勝戦は、福岡第一が85-42で中部大一(インターハイ準優勝、愛知)を破り、2年ぶり3回目の優勝を飾った。
決勝でも、圧倒的な強さを見せつけた。U-18日本代表の松崎裕樹(3年)、河村勇輝(2年)を中心に点を取り続け、ダブルスコア。中部大一は、インサイドへのドライブを警戒した守備を展開し、第1ピリオドは4点差としたが、福岡第一は第2ピリオドに松崎が3本、ガードの小川麻斗(2年)が2本と合計5本の3ポイントシュートを沈め、相手のプランを崩壊させた。中部大一は、主力フォワードの青木遥平(3年)が準々決勝で負傷した影響で調子が上がらなかったこともあり、立て直しが効かなかった。
福岡第一は、夏のインターハイで初戦敗退を喫したが、松崎と河村が代表活動で不在だった影響が大きく、今大会は優勝候補として注目されていた。毎試合、対戦相手が対策を練って臨んだが、ことごとく破られた。中部大一の常田健監督は「高確率で外のシュートを射抜かれたことで浮足立ってしまい、フィニッシュ力の差が顕著に出た。相手は、パワーバランスが崩れない。初戦から強豪校がいろいろな作戦を練って戦ったけど、それを物ともせずにアジャストして勝ち上がってきた。うちもいろいろと用意はしてきたけど、みんな大体同じ方法でトライしているのに、それに簡単にアジャストしていき、本来のスタイルを見失わないというところが福岡第一の強さ」と相手の強さを認めた。
実際、厳しいブロックで、さまざまな対策を打たれたが、次々に突破した。2回戦で敗れた東山(京都)は、攻撃力で上回ろうとしたが、ポイントガードとセンターのホットラインを断たれて、福岡第一の速攻に沈んだ。3回戦の飛龍(静岡)は、河村以外の得点を抑えようとしたが、松崎や小川の外角シュートにやられた。準々決勝の東海大諏訪(長野)は、河村と松崎に密着マークのフェイスガードを仕掛けたが、カバーが手薄になった小川、古橋正義(3年)の速攻に付いていけなかった。準決勝で対戦した桜丘(愛知)は、U-18日本代表のエース富永啓生(3年)の得点力で初めて福岡第一に対してハーフタイムでリードを得たが、後半からオールコートプレスをかけられて完封された。
どこにも、誰にも止められない。今大会の福岡第一は、それくらい強かった。だからこそ、井手口孝監督は「今年は3冠を取らせてあげたかった」と口惜しさをのぞかせた。記録上は、2冠(選抜チームで臨んだ国体を含む)。しかし、対戦相手や観戦者は「幻の3冠チーム」であることを体感したに違いない。十分なインパクトを残した大会だった。
平野 貴也
1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。
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