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バスケット ボール コラム 2018年12月27日

【ウインターカップ2018 コラム】福岡第一がU-18代表コンビで50点、37点差圧勝で8強へ

バスケットボールレポート by 平野 貴也
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福岡第一 ポイントガードの河村勇輝(2年)

福岡第一 ポイントガードの河村勇輝(2年)

福岡第一が2戦連続で圧勝劇を見せた。ウインターカップ2018第71回全国高校バスケットボール選手権大会は、26日に第4日を行い、男子の福岡第一(福岡)は93-56で飛龍(静岡)を破って準々決勝に進出した。初戦となった前日の2回戦では東山(京都)との強豪対決で19点差をつけて圧勝したが、2日連続で圧倒的な強さを見せつけた。主将を務める松崎裕樹(3年)は「昨日、飛龍が(有力候補の一角だった北陸=福井に)後半に逆転していたので、井手口(孝)先生から『30点差が付くまで絶対に気を緩めるな』と言われていた。19点差で後半に入ったけど、追いつかれることなく点差を広げられて良かった」と手ごたえを示した。

U-18日本代表コンビの活躍が光った。ポイントガードの河村勇輝(2年)が27得点、松崎が23得点。2人だけで50点をたたき出した。飛龍の原田裕作監督は、福岡第一の出身で師弟対決に挑んだが「完敗。レベルが違う。やりたいことは、まったくやらせてもらえない。相手のやり方が分かっていても止められない。大学生とやっているような感覚。河村君には30点取られても良いと思っていたけど……。それ以外のところの守り方を準備してきたつもりだったけど、やり切れなかったし、やらせてもらえなかった。松崎君に至るまでに止められていない」と脱帽だった。前日の北陸戦で心身ともに疲弊した面もあったが、あまりの点差にショックを隠せない様子だった。

福岡第一は、持ち前の激しい守備で相手を封殺。スピードのある河村がドライブで相手を撹乱し、パス&ムーブで相手の急所を突いた。松崎は力強いドライブが武器だが、相手守備に対応して3本の成功を得た3ポイントシュートを含めて外角で勝負。「相手の寄りが速くて上手くいかなかったので、そこは諦めて人を変えて、ステップバックとかでズレを作ってシュートを狙った」と話した。河村、松崎を中心に得点を重ね、終盤は控え組が躍動。「盛り上げ役」(松崎)の七嶋恭生(3年)が1分38秒の出場時間で5得点を決めるなど、最後まで容赦なく攻撃を続け、勢いのある勝ち方を見せた。

昨年のこの大会で衝撃的なデビューを飾った河村は、世代を代表するガードに成長。松崎は、1年次にスピードとパワーを生かして優勝に貢献。昨年は、なかなかボールを触ることができず、チームに貢献できないまま準決勝で敗退し、3位決定戦でも活躍できずに敗れた悔しさを味わったが「昨年は、3年生に頼り、ガツガツやる下級生の河村にも任せて、自分のプレーを見失ったけど、今回は、得点にも絡めているし、もっと大事な守備でもヘルプディフェンスとかで貢献できている」と話すように、今大会は好調だ。U-18日本代表コンビを中心に三度、強さを見せつけるか。翌27日の準々決勝では、東海大学付属諏訪(長野)と対戦する。

平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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