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野球 コラム 2026年10月23日

【中日好き】ドラゴンズの未来を担う、2026年ドラフト指名の8選手

野球好きコラム by 加賀 一輝
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近大マグロの前で笑顔の宮原廉(近畿大学)

10月下旬に入っても真夏日があったり、はたまた肌寒い日があったり……。季節は確実に進んでいるが、日ごとに服装を調節しないといけないのも事実だ。

この頃に行われるのが『プロ野球ドラフト会議』。今年は10月22日に行われ、支配下76人、育成51人の合計127人が指名を受けた。本稿では中日ドラゴンズに指名された選手をまとめたい。

中日ドラゴンズ 2026 ベストゲーム

◆愛知、東海地方に縁のある上位指名選手

支配下指名を受けたのは6人。詳細は以下の通り。

1位:宮原 廉(みやはら・れん)近畿大学・投手
2位:柴﨑 聖人(しばさき・まさと)王子・外野手
3位:前嶋 藍(まえじま・らん)亜細亜大学・捕手
4位:鈴木 悠悟(すずき・ゆうご)中京高校・内野手
5位:西田 櫂吏(にしだ・かいり)京都国際高校・投手
6位:清水 智裕(しみず・ともひろ)ヤマハ・捕手

最初の入札は青山学院大学の捕手・渡部 海に行ったが、東北楽天が交渉権獲得。2度目の入札で千葉ロッテとの抽選を制し、宮原の交渉権を獲得した。

宮原は最速157キロの速球が武器で、スタミナも豊富。先発・リリーフともに適性が見られ、伸びしろも感じさせる右腕だ。もちろん来季の戦力になり得るが、2~3年後に化ける予感がする。

広島出身で関西の大学に通っているが、愛知には母方の実家があり、何度も行ったことがあるそう。インタビューで「感慨深い」とも語っており、縁のある土地で佳き野球人生を送ってもらいたい。

2位の柴﨑は左のスラッガー。173cmと上背はそこまでだが、筋肉隆々のボディーを誇り、鋭い打球を飛ばす。『都市対抗大会』に強く、入社1年目の昨年は若獅子賞に輝き、王子の優勝に貢献。今年も2回戦の三菱自動車岡崎戦で飛距離139mの特大弾を放っている。

兵庫出身だが、高校は岐阜県の岐阜第一高校、大阪経済大学時代は高代延博氏(元中日コーチ)の薫陶を受けた。そして、王子硬式野球部は愛知県春日井市を本拠地としており、現在球団本部長補佐を務める荒木 雅博氏の指導を受けたこともある。宮原に続き、中日や東海地方と縁のある選手がやってくる。

3位の前嶋は大学球界屈指の捕手。東都大学リーグでは渡部とナンバーワン捕手の座を争っており、特に肩の強さは抜群。2塁送球タイムは1秒83を誇る。これはプロの中でも速い部類だ。

亜細亜大学からは川尻啓人(西武)、山里 宝(広島)とドラフト1位が2人輩出された。少し待たされた格好の前嶋は、指名を受けた瞬間に涙を流した。喜びや安堵など、さまざまな気持ちが去来したと思うが、本人と同じかそれ以上にチームメイトが喜んでいた姿が印象に残る。

◆4位、5位で高校生を指名

4位と5位は高校生の指名が続いた。4位の鈴木は滋賀生まれだが、岐阜・中京高校で力をつけてきた選手。投手として最速148キロを誇り、チームを7年ぶりに、夏の甲子園に導いた。

一方で高い野球センスと打撃の良さも魅力で、球団は内野手として評価している模様。ショートを中心に次世代の主力候補と見ている。本人は投手、野手のどちらでも勝利に貢献したいと語っているが、球団は内野手として評価している。過去の事例だと岡林勇希のケースが近そうだ。

5位の西田はしなやかな腕の振りが特徴のサウスポー。近年、好左腕を輩出する京都国際高校で腕を磨いてきた。ちなみに同高のドラフト指名記録は8年連続に伸びている。

西田はいわゆる「ホップ成分」の高さが武器で、球界でも屈指の数値を叩き出すという。スライダー、チェンジアップなどの変化球も質が高い。実績はこれからだが、プロの環境での飛躍に期待したい。

6位の清水は捕手が本職だが、同時に右の大砲としての魅力を持つ。強豪・ヤマハで4番を打ち、長打力と勝負強さが持ち味。日本選手権東海地区最終予選では2本塁打を放っている。

また、愛知県春日井市出身で、大垣日大高校~中部大学~ヤマハと東海圏のチームで研鑽を積んできた。「テレビをつければ中日の試合をやっていた」環境で生まれ育ち、愛着は人一倍あるだろう。地元球団で大いに暴れてもらいたい。

◆育成ドラフトは高校生2人を指名

育成ドラフトは2人の選手が指名された。詳細は以下の通り。

1位:内藤 崚(ないとう・りょう)上田西高校・投手
2位:中西 佳虎(なかにし・けいと)大阪桐蔭高校・外野手

育成1位の内藤は北信越地区ナンバーワンの右腕で、最速150キロの速球が武器。スキーが盛んな長野県白馬村出身だ。昨年9月に左膝の手術をしたが、完治後に大きく成長。球速が大台に乗ったことでプロ入りを志したという。

「育成選手として悔しさを胸に、1軍で投げられるようにがんばりたいと思う」と支配下での指名がかなわなかった悔しさを噛み締め、支配下昇格を目指す。

育成2位の中西は両打ちの外野手。もともとは右打者だったが、高校入学後に本格的に左打ちに挑戦。強く振る右打ち、コンタクト重視の左打ちとスタイルを使い分ける。

俊足と強肩を武器に、今春のセンバツでは2番・センターとして大会Vに貢献。大阪桐蔭といえば、根尾 昂や花田 旭が先輩にいる。先輩たちに続いて、ドラゴンズの力になってもらいたい。

文:加賀一輝/写真:産経新聞社

加賀 一輝

加賀 一輝

1988年3月6日、愛知県生まれ。2016年~23年まで『スポーツナビ』にて編集・編成を担当。在職中に五輪・パラリンピックへの派遣、『Number』『文春オンライン』等への寄稿を経験。24年より独立。スポーツに関するライティング、編集、MCなど幅広く活動する。趣味は草野球で、1週間で20イニング投げることも。Xアカウント

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