人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

野球 コラム 2026年10月23日

71勝69敗3分vs.91勝49敗3分、2年前と全く同じ成績で再び激突。ベイスターズは「下剋上日本一」を再現できるか?

野球好きコラム by 大久保泰伸
  • Line

横浜スタジアム

巨人、阪神相手に怒涛の6連勝で『日本シリーズ』進出を果たしたベイスターズ。2年前と同じリーグ3位からの下剋上日本一に挑むわけですが、相手は再び、圧倒的な強さでパ・リーグを制した福岡ソフトバンクになります。

ベイスターズは71勝69敗3分のリーグ3位でポストシーズン進出を果たしましたが、2年前の2024年もレギュラーシーズンは全く同じ成績(71勝69敗3分)だったことは、以前のこのコラムでも書きました。

そこで今回も同じ相手となったソフトバンクのレギュラーシーズンの成績を調べてみると、驚くべきことに、両年とも91勝49敗3分と、全く同じ成績でした。

2024年はセ・リーグ優勝の巨人と3位ベイスターズのゲーム差が8ゲームだったのに対して、今季の阪神とのゲーム差は7.5ゲーム。ちなみに2024年のソフトバンクと2位北海道日本ハムとのゲーム差は13.5ゲームで、今季は2位埼玉西武と11.5ゲーム差でした。

『クライマックスシリーズ』(CS)の成績は、2024年のベイスターズはファーストステージで2位阪神に2連勝して突破しました。巨人とのファイナルステージは3連勝の後、2連敗して最終戦までもつれ込みましたが、最終戦に勝利して『日本シリーズ』進出を決めています。

一方、ソフトバンクは2024年のファイナルステージで日本ハム相手に3連勝で突破し、今季も新ルールで得た2勝のアドバンテージから、同じく3連勝で日本ハムを下して『日本シリーズ』に駒を進めています。

『日本シリーズ』での対戦の後、2025年、2026年の『日本生命セ・パ交流戦』を見ると、『みずほPayPayドーム』で行われた2025年はソフトバンクの3連勝、『横浜スタジアム』での2026年はベイスターズの1勝2敗と、ベイスターズにとっては厳しい結果に終わっています。

交流戦での投手成績を見ると、2025年は初戦がケイ、第2戦は大貫 晋一が先発で参考になりませんが、第3戦では石田 裕太郎が先発して5回2失点という数字を残しています。今季(2026年)は、初戦に篠木 健太郎が7回1失点の好投で勝ち投手に。

第2戦は庄司 陽斗が先発して5回4失点で負け投手、第3戦は移籍直後の尾形 崇斗が古巣相手に先発して5回1失点も、勝ち負けは付いていません。打撃成績を見ると、今季の対戦では佐野 恵太が2試合で7打数4安打の打率.571、牧 秀悟が3試合で11打数6安打の打率.545、2本塁打、7打点と好成績を残しています。

相手打者との対戦成績を見ると、本塁打王、打点王の栗原陵矢は14打数3安打の打率.214と、今季は抑えていますが、昨季(2025年)は7打数3安打、3四球で打率.429。近藤健介は過去2年間で13打数2安打の打率.154と抑えています。

要注意と言えるのが牧原大成で、2025年が9打席7打数3安打の打率.429、2026年も14打席11打数4安打、2四球で打率.364と打たれています。

直近の好調選手という意味では、CSでMVPに輝いた牧秀悟が6試合で打率.381、4本塁打をマークしており、佐野恵太も5試合で17打数8安打の打率.471、さらに宮﨑 敏郎も5試合で18打数7安打の打率.389と、実績のある主力打者は軒並み好調。

ファーストステージでは、決勝打を含む2試合連続本塁打を放った度会 隆輝も、大舞台で何かやってくれそうな気配があります。ソフトバンクはファイナル3試合のみですが、第2戦にサヨナラ満塁本塁打を放った栗原陵矢が打率.333、近藤健介は打率.400、今季ブレイクを果たした正木智也も打率.333、1本塁打と主力選手は好調をキープしています。

注目は3試合で打率.455、2打点をマークして「9番打者初の『クライマックスシリーズ』MVP」に輝いた庄子雄大で、短期決戦では勢いのある『シリーズ男』候補の選手にも警戒が必要です。

そしてもっとも注目されるのが、シーズン中にトレード移籍したベイスターズの尾形崇斗、井上 朋也、ソフトバンクの山本祐大、さらにそれ以前に移籍したベイスターズの三森 大貴、ソフトバンクの上茶谷大河が、古巣相手にどんな活躍を見せるのか。楽しみにしたいと思います。

文:大久保泰伸/写真:産経新聞社

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

  • Line

あわせて読みたい

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ