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野球 コラム 2026年10月7日

村上宗隆、王手でも油断なし「次の試合を全力で」

MLBコラム by 山田 結軌
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地区シリーズ第3戦前に会見に出席した村上

あと1勝に迫った。村上宗隆内野手(26)の所属するホワイトソックスは、ガーディアンズとの地区シリーズは敵地クリーブランドで2連勝。リーグ優勝決定シリーズ進出へ王手をかけ、舞台はシカゴへ移る。

第2戦は2点を追う4回無死1・2塁。ギャビン・ウィリアムズのフォーシームを右前へ運び、反撃の適時打を放った。4打数1安打、1打点。第1戦の決勝2ランに続く2試合連続打点で、地区シリーズは打率.375(8打数3安打)、1本塁打、3打点となった。

ポストシーズン ディビジョンシリーズ

「何とか打ちたいなと思っていました。無死1・2塁だったので、何とか塁を進めたり、そういう役割が必要だと思っていました。(カウント)3-2になったので、真っすぐで勝負してくると思った。それで、しっかりスイングできてよかったです」

チームは4-3で逆転勝ちし、今ポストシーズン4連勝。強さの理由を問われた村上は「負けたいと思ってやってないんで」と笑った。短い言葉に、若いチームの現在地がにじむ。初めて先制を許した第2戦でも慌てなかった。

「点取られても焦ることはなく、しっかり自分たちの野球をする。それは毎回のこと」と振り返った。第2戦の適時打は99.5マイル(約160キロ)のフォーシームを捉えた一打だった。

翌6日(日本時間7日)は本拠地『レート・フィールド』で約1時間調整し、公式会見に出席。2連勝の余韻に浸る様子はなかった。

「ポストシーズンの短期決戦は、いつ足元をすくわれてもおかしくない。特にホッとした気持ちもないですし、次の試合を全力で戦うという意識だけですね」

フリー打撃の合間、チームメートと話す村上

5試合制のポストシーズンで2勝0敗としたチームは過去93度中83度、89%がシリーズ突破。現行の2試合-2試合-1試合の方式で、敵地の第1、2戦を連勝したチームも19度中17度、同じ89%が勝ち上がっている。

数字は大きく味方する。それでも村上が口にする言葉は「次の1勝」だ。チームについても「みんなが活躍できていますし、打線も線になって戦えています。ブルペン陣もしっかり投げてくれています」と一体感を強調した。9月からバントや進塁打まで勝利を最優先し、全員で役割を共有してきた積み重ねが、短期決戦でも生きている。

第3戦に勝てば2005年以来、21年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出。本拠地でポストシーズンのシリーズ突破を決めれば1906年のワールドシリーズ以来、120年ぶりとなる。

5年ぶりに戻った本拠地のポストシーズン。村上とホワイトソックスは、浮かれず、先を見ず、一戦必勝で次の扉を開きにいく。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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