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野球 コラム 2026年10月6日

【横浜好き】ベイスターズ、クライマックスシリーズへ。今季の巨人との対戦データを振り返る

野球好きコラム by 大久保泰伸
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10月4日、サヨナラ勝利に喜ぶベイスターズ

レギュラーシーズン全日程を終了したベイスターズは、71勝69敗3分でリーグ3位となりました。今季から導入された「勝率5割未満」「首位から10ゲーム以上」というファイナルステージの首位チーム2勝アドバンテージも回避してのクライマックスシリーズ(CS)進出となりました。

今季は7月2日時点で最大15の借金から3カ月連続の月間勝ち越しで借金を完済し、さらに10月にはCSの対戦相手となる巨人、阪神に連勝して貯金2でシーズンを終えました。

2024年以来となる『下剋上』での日本シリーズ制覇に向け、まずは10月10日からシーズン2位の巨人とのCSファーストステージが始まります。今回は今季の巨人戦での成績を振り返ってみたいと思います。

今季の対戦成績はベイスターズの12勝13敗とほぼ互角の成績ですが、ビジターゲームでは5勝7敗、ファーストステージの舞台である東京ドームでは4勝6敗と、やや分が悪くなっています。

苦戦の要因は打線で、シーズンチーム打率.246に対して、東京ドームでは.214と、セ・リーグ6球団の本拠地では最低の数字。ただ、同球場では8月1日の試合から3連勝中で、ホームゲームを含めた試合でも8月以降の巨人戦は9勝2敗と、圧倒していると言えるほどの成績となっています。

個人成績で見ると、相手先発投手で天敵とも言える存在が井上温大。今季はベイスターズ戦7試合に先発して5勝1敗、防御率0.77で、ほぼ手も足も出ない状態となっています。

井上に今季唯一の黒星をつけたのは、8月19日の横浜スタジアム。7回までに奪った得点は1点のみで、7回無失点の先発・東克樹から浜地 真澄、レイノルズとつないで1-0での辛勝でした。また、東京ドームでの3試合は7回1失点、8回無失点、直近の10月3日の試合でも6回無失点と抑えられており、何らかの対策が必要と言えそうです。

その他の先発投手では、竹丸和幸がベイスターズ戦4試合で2勝2敗、防御率5.40、戸郷翔征が2試合で0勝1敗、防御率9.00、小笠原慎之介も2試合で0勝2敗、防御率4.91と、さほど苦手な投手はいないようです。

ただ、今季は1試合のみの対戦ながら、昨季は7試合で4勝1敗、防御率2.49とされ、苦戦していた山﨑伊織が先発してくるようだと要注意かもしれません。リリーフ陣では、守護神のマルティネスが今季12試合で防御率0.82と、やはりこの投手の登板機会がない試合展開にしたいところです。

ベイスターズの投手陣では、東が巨人戦4試合の先発で3勝0敗、防御率1.33と、エース左腕の出来がシリーズを左右しそうです。

また、石田 裕太郎の起用も面白いかもしれません。勝敗的には5試合で0勝4敗と結果は残せていませんが、全ての試合で6イニング以上を投げて3失点以内に抑え、防御率2.93と悪くない数字を残しています。

リリーフ陣では浜地 真澄が7試合、レイノルズが9試合で防御率0.00を記録。シーズン終盤にはリリーフで起用された尾形 崇斗もCSではブルペンに回ることになっており、終盤勝負に持ち込めば勝機を見出すことができそうです。

打撃陣は、レギュラークラスでは度会 隆輝が対戦打率.301をマークしていますが、牧 秀悟が.243、佐野 恵太が.253、筒香 嘉智が.269、エンカーナシオンが.217、宮﨑 敏郎に至っては.177と、さほどいい成績を残せていません。

逆に準レギュラークラスでは、三森 大貴が13試合で.310、林 琢真が13試合で.289、捕手では戸柱 恭孝が8試合で.412、古市 尊も5試合で.462と、相川亮二監督の選手起用が注目されます。

天敵の井上温大に対しては、度会(16打席)と三森(14打席)が、ともに対戦打率.357と相性が良く、松尾 汐恩が7打席で.286、古市は5打席のみですが.500。佐野は18打席で.176ですが、今季井上からチーム唯一の本塁打を放っています。

巨人を倒してリーグ連覇を果たした阪神が待つ甲子園に乗り込むことができるか。2026年シーズンはまだまだ終わりません。

文:大久保泰伸/写真:産経新聞社

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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