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細川成也(ドラゴンズ)
6年ぶりのAクラス、15年ぶりのリーグ制覇へいざ出陣だ。
中日ドラゴンズの2026年シーズンが3月27日に開幕する。敵地・マツダスタジアムでの広島戦でスタートし、2カード目に本拠地・バンテリンドームナゴヤへ戻って巨人戦だ。
今季はどんな戦力で戦うことになるのか。本稿では野手陣についてまとめたい。
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◆ホームランウィング元年
球団創設90周年にふさわしい施設が導入された。本拠地・バンテリンドームナゴヤにテラス型観覧席「ホームランウィング」が設置され、従来とは異なる展開が起こりそうだ。
というのも、「ホームランウィング」設置により外野フェンスが最大6m前にせり出し、高さも1.2m低くなった。昨季まではフェンス直撃、あるいは外野フライだった打球が本塁打になる──。このインパクトは非常に強い。現にオープン戦では12球団最多の16本塁打、77得点をマークしている。
2年連続20本塁打をクリアした細川 成也は、「ホームランウィング」を追い風に、自身初の30本塁打はもちろん、40本塁打も夢じゃない。そうすれば自ずと本塁打王のタイトル獲得、チームの上位進出は現実のものとなるだろう。
また、「ホームランウィング」はこれまで日の目を浴びなかった選手の飛躍につながるかもしれない。その筆頭が辻本 倫太郎であり、鵜飼 航丞だ。前者はキャリアで一軍での本塁打なしにもかかわらず、すでに「ウィング弾」を2本記録。後者は有り余るパワーを活かして、チャンスをものにできるか。
◆昨季の主軸2名が開幕不在
開幕は昨季の主軸2名が不在となる。主に3番を打っていた上林 誠知が右膝付近の肉離れ、5番を打っていたジェイソン・ボスラーは左ふくらはぎ肉離れを発症中。この事実を見ると非常に痛いのだが、今季は彼らの不在をカバーする人材が揃っている。
上林が不在の右翼は前述の鵜飼をはじめ、オルランド・カリステや板山 祐太郎、ブライト 健太が守ることになるか。とりわけカリステは打撃好調で、オープン戦終盤に2試合連続本塁打をマーク。開幕戦は左腕の床田 寛樹が先発してくるので、左キラーのカリステに出番が来そうだ。
ボスラーが主に守る一塁は新加入のミゲル・サノーが務める。サノーはMLB通算164発の大砲で、196cm125kgのど迫力ボディから豪快な一撃を放つ。どうしてもオーバーウェイトが気になるが、今のところは元気にプレーを続ける。シーズン中もこのまま離脱なくやれれば、1年目からかなりの数字を残すかもしれない。
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◆ポジション争い
中堅・岡林 勇希、左翼・細川は基本143試合全てで固定されるだろう。
岡林は昨季、自身2度目となる最多安打のタイトル獲得。ベストナインとゴールデン・グラブ賞にも輝き、今やリーグを代表する外野手に成長した。今季は野手キャプテンにも就任し、チームを引っ張る自覚は十分。走攻守で魅せるプレーに期待したい。
三塁はまず福永 裕基がメインになりそうだ。昨季は二塁のレギュラーを確保するはずが、故障渦に巻き込まれ、不本意なシーズンに。改めて自身の存在価値を証明する1年にしたい。石川 昂弥はスラッガーとしての才能を開花させたい。ベテランの高橋 周平、帰ってきた阿部 寿樹、若手の森 駿太もどう絡むか楽しみだ。
捕手は石伊 雄太をメインで行きつつ、木下 拓哉と加藤 匠馬が要所で締める。二塁は田中 幹也が体力面の不安がなくなったことで、いよいよリーグを席巻しそうな予感。遊撃は昨季100試合出場の山本 泰寛に、前述の辻本や村松 開人ら若手が食らいつきたい。
今季はDH制なしのラストシーズン。改めてベンチワークにも注目が集まりそうだ。樋口 正修、尾田 剛樹は主に代走で期待。新保 茉央(東北福祉大学)、花田 旭(東洋大学)の大卒ルーキーコンビも経験を積み、一軍の戦力となりたい。そして、チーム最年長・大島 洋平はお呼びがかかるのを待ちながら、ファームで汗を流す。
文:加賀一輝/写真:産経新聞社
加賀 一輝
1988年3月6日、愛知県生まれ。2016年~23年まで『スポーツナビ』にて編集・編成を担当。在職中に五輪・パラリンピックへの派遣、『Number』『文春オンライン』等への寄稿を経験。24年より独立。スポーツに関するライティング、編集、MCなど幅広く活動する。趣味は草野球で、1週間で20イニング投げることも。Xアカウント
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