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WBC開幕
早いもので、あれから3年の年月が経過し、再び野球の祭典、ワールドベースボールクラシックが幕を開けた。
WBCというと、優勝予想をする上で、各国の代表チームに何人のメジャーリーガーが選出されているかが、1つの大きな指標になりがちだが、逆にMLBの戦力分布を語る上で、各球団がそれぞれ何人の選手をWBCに輩出しているかについては、あまり語られることはないように思える。
というわけで、今回は『MLB.com』が、2月26日付の記事で明らかにした、MLBの球団ごとのWBC出場選手に関するデータから見えてくる傾向と見識を深掘りしてみることとする。なお、今回は各国代表のロースターに選出された選手のみを対象とし、予備登録投手は勘定に入れないこととする。
まず、2月26日現在の情報(その後、選手の辞退や追加招集あり)に基づくと、MLBの球団に所属する選手で、今回のWBCに選出されている選手の総数は307人となり、平均すると1球団あたり10人ほどの選手をWBCに送り込んでいることとなる。リーグの内訳はアメリカンリーグが150人、ナショナルリーグが157人となっており、そこまで大きな差はない。
興味深いのは各リーグのディビジョンごとの輩出人数で、ア・リーグでは、昨季所属する5球団のレギュラーシーズンにおける勝利数の合計が、最も大きかった東地区(429勝)が最多の57人をWBCへと送り出している。
勝利数が2番目に多かった西地区(406勝)が48人、中地区(387勝)が45人となっている。
この傾向はナ・リーグにもほぼほぼ当てはまり、所属5球団で最も勝利数の多かった中地区(421勝)が最多の57人となっており、勝利数の2番目に多かった東地区(400勝)と最も少なかった西地区(387勝)はともに50人となっている。
こうして見ると、サンプル数は少ないながら、チームの潜在的な強さとWBC出場選手数には、少なからず因果関係があるように思える。
球団別で見ると、今回のWBCに最も多くの選手を送り出しているのは17人のメッツで、16人のマリーズ、そして15人のフィリーズとレッドソックスがこれに続いている。
マリナーズ、フィリーズ、レッドソックスは全て昨季ポストシーズン進出を果たしており、WBC出場選手最多のメッツは昨季ナ・リーグ東地区2位で、ポストシーズン進出を逃したとはいえ、ペイロール(選手の人件費)を考えれば、レギュラーシーズンで敗退したこと自体が事件と言えるほどであり、ここにもチーム力とWBC出場選手数に関係を見出すことができる。
なお、ワースト3はナショナルズ(2人)、アストロズ(3人)、ホワイトソックス(5人)で、昨季は何れもポストシーズンを逃しており、ナショナルズとホワイトソックスは地区最下位に甘んじている。
ちなみに、昨季ポストシーズン進出を果たした12球団のうち、8球団がメジャー平均の10.23人を上回る選手を今回のWBCへ送り出している。平均を下回った4球団のうち、タイガース(10人)、ガーディアンズ(9人)、レッズ(6人)はペイロールの規模を考えれば順当な気もするが、興味深いのは、この平均以下のリストにワールドシリーズ王者のドジャース(8人)が入っているところだ。
このドジャースの8人は、ナ・リーグ西地区で最も少なく、リーグ全体でもナショナルズ、ブレーブス(5人)、レッズに次ぐ4番目に少ない人数となっている。昨年、WS第7戦まで戦ったこと。保険など色々と大人の事情があること。
大谷翔平と山本由伸(さらにはエドウィン・ディアスとウィル・スミスも)を出しているのだから、それで勘弁してくれよと言外に訴えていそうな気がすること。
その辺に鑑みると致し方ない気もするが、同じくワールドシリーズ第7戦まで戦ったブルージェイズが12人の選手を今回のWBCへ送り出していることを考慮すると、ワールドチャンピオンがやや出し渋ったという気がしないでもない。
J SPORTS 編集部
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