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野球 コラム 2026年3月5日

山本由伸、「同じ気持ち」で挑む大一番

MLBコラム by 山田 結軌
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2月27日、ドジャースのオープン戦登板後、侍ジャパンに合流した山本

日本の開幕戦は、エースに託される。山本由伸投手(27)=ドジャース=がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇を目指す戦いの初陣で先発を託された。6日のチャイニーズ・タイペイ戦で東京ドームのマウンドに上がる。

「僕たちの初戦にもなりますし、いい立ち上がりをして、このWBC勢いよくいけるように、いいスタートになったらな、と思っています」

メジャーで2シーズンを過ごし、ドジャースのワールドシリーズ2連覇に貢献した。数多くのプレッシャーのかかる場面を経験した。多くの重要とされる試合で投げてきたが、変わらぬ信念がある。

「僕自身どの試合も同じ気持ちで、リーグ戦の夏場の1試合も同じですし、こういう開幕の1試合も同じですし、どの試合も同じ気持ちです」

毎日、やるべき練習とトレーニングに向き合い最善を尽くす。成長し、いい投球をするために毎日を過ごしている。

「1日1日を大切にやってきた積み重ねだと思いますし、シーズンを過ごすごとに経験もすごくついて、自分でも少しずつ成長できているなとは感じていますし、より1日1日が大切だなとはいつも思います」

山本はシーズン中、よく「いつも通りに」とコメントする。この試合にどう挑んだか?ポストシーズンの重要な試合を前にどう考えるか?それらの類の質問を受けることが多い。

そのときは決まって、「いつも通り」と言ってきた。つまり、どの試合でも全力と最善を尽くす、ということだ。重圧が大きい、あるいは重要な試合という価値は周囲が決めること。自分のできることは、最高の準備をして、打者を抑えることに集中するのみ、ということだ。

2023年大会時の山本

1次ラウンドの球数制限は65球。山本は2月27日のオープン戦では52球を投げた。井端監督はかねてより、65球よりも少ない球数でマネジメントする方針を示している。

「調子自体も体の調子もすごくいいですし、全力投球できると思う。また去年に続きこの日本の球場でプレーできるので僕自身もすごく楽しみですし、ファンの皆さんも楽しみにしてくださっていると思うので、とにかくいい姿を見せられるよう頑張ります」

日本の野球ファンから、大きな注目を集める一戦。エースは「同じ気持ち」で臨む。連覇を目指す道のり。3年前の前回大会から、山本を取り巻く環境、立場は変化した。

「本当に少しずついろいろな経験をして、成長できているなとはすごく感じます。その少しずつが振り返った時にすごく大きなものになっていて、3年あるといろんなものが変わるので、自信も前よりはつきました。少しずつの積み重ねが少しずつ大きなものになっているかなと思います」

由伸が公の場で「自信」と口にするのは珍しい。「前よりは」と付け足したあたり、謙虚な姿勢が出ている。侍ジャパンの勝利は、山本の好投が前提。エースが世界一に向かう勢いをつける。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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