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打撃練習中の村上
小さく、コンパクトに。しかし、パワーは落とさない。ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)がメジャー用の打ち方を模索している。
「11月から取り組んできたこともありますし、こっちに来てレベルが上がってスピードボールにも対応できるか、できないかというのをみなさん思っている。僕もその課題にはすごく自分自身向き合ってきたつもりですし、そうだなと思ってきたので、これが正解か分からないですけど、しっかり準備はしてきたかなと思います」
右足を上げて、左足にタメを作る間合いではなく、右足の上げ幅を低く、そして踏み出すようにステップを踏み込んでいる。ライブBP(実戦形式の投球練習)で打席に立つ前は、ケージでスタンドティーなどのルーティーンでスイングを続ける。
その際は、ボールをセットする位置は高め。投手がスピードボールで空振りを狙うコースだ。このティー打撃でスイングする時はノーステップのような打法でバットを振っている。メジャーのパワーピッチャーに対応するため、スイングの予備動作、インパクトまでの軌道を効率化している。
村上は2024年の空振り率37.3%、三振率29.5%、2025年は空振り率36.7%、三振率28.6%だった。『MLB.com』によると2025年の村上のストライクゾーン内コンタクト率は72.6%で、2022年の77.1%から低下している。MLBの平均的なゾーン内コンタクト率は82.5%だ。
アーロン・ジャッジ、大谷翔平、カイル・シュワーバーら長打力と引き換えに三振が多いスラッガーでさえ、ストライクゾーン内のコンタクト率は75%以上だ。ここが、村上のウィークポイント。だからこそ、本人も自覚して弱点克服に日々、取り組んでいる。
メディア対応する村上
メジャーの投手と対峙する際、打者のタイミングは「イチ、ニィのぉ~、サン!」のようなタメを作った間合いでは、振り遅れてしまうことが多い。日本投手の下半身に粘りのあるような投球フォームではなく、一見ぎこちない動きだが、それでいてモーションが速い。
タイミングが遅れることなく「イチ、ニ!」でうちに行くような素早い対応が必要だ。これに村上も順応する準備を進めている。
「僕自身、自分のことをホームランバッターだと思っていますし、球団もそれを望んでいると思うので、そうなりたいと思います」
令和の三冠王、本塁打王はメジャーでもスタイルを変えずに勝負する。15日はいよいよ、野手組のキャンプもスタートする。実戦形式の練習も増える。毎日、毎打席が適応へのステップアップ。村上は課題克服と成長を期す日々を過ごす。
文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。
X(旧:Twitter)
@YamadaMLB
Instagram
yukiyamada_mlb
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