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野球 コラム 2026年1月30日

【広島好き】カープのスカウト陣、『育成のカープ』を支える存在

野球好きコラム by 大久保泰伸
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カープ新入団選手発表記者会見

現有戦力のレベルアップに重きを置くチームの現状で、新人選手選択会議(ドラフト)は重要な戦力補強の場となっています。そのドラフトでもっとも重要な存在となるのがスカウトですが、有望な人材を求めて全国各地を飛び回る面々について調べてみました。

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黒田博樹や江藤智、金本知憲など、数多くの主力選手を発掘して「伝説のスカウト」と呼ばれた苑田聡彦氏が勇退し、新たにスカウト統括部長となったのが白武佳久氏です。

現役時代は先発、リリーフ兼任で通算39勝をマークしている白武氏は中国・四国担当で、過去の担当選手には塹江敦哉、中村奨成などがおり、昨年のドラフトでは育成2位入団の岸本大希の担当スカウトとなっています。

スカウト部長を務めるのが田村恵氏で、樟南高校時代に夏の甲子園で準優勝したチームの捕手として期待されましたが、プロ7年間の通算成績は62試合出場と、大成することはできませんでした。スカウト転身後は、2013年のドラフトで球団のスカウト史上初めて抽選に臨み、大瀬良大地の交渉権を獲得したことで話題になりました。

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昨年のドラフト1位・平川蓮の担当だったのが、北海道・東北担当の近藤芳久氏です。現役時代はタフなリリーバーとして1993年にリーグ最多の60試合に登板するなど、11年間の現役生活で通算285試合に登板した右腕。

過去には、中村恭平や今季東京ヤクルトに移籍した大道温貴、2023年ドラフト1位の斉藤優汰などを担当。今季の新人選手では4位の工藤泰己の獲得にも関わっています。

昨年のドラフトでは斉藤汰直、西川篤夢、髙木快大の3名を担当したのが東海地区担当の松本有史氏です。地元・広島の崇徳高校出身の松本氏は、過去に菊池涼介、西川龍馬、野間峻祥、栗林良吏など主力級の選手を次々に発掘。自身と同じ亜細亜大学出身の岩本貴裕や薮田和樹も、この人が担当でした。

関東地区担当は尾形佳紀氏と高山健一氏で、高山氏は北信越も担当しています。俊足巧打の内野手だった尾形氏は、勝負強い打撃で遊撃のレギュラーに期待されましたが、度重なる故障で一軍通算成績は147試合出場に終わっています。

昨年のドラフトでは育成1位の小林結太の担当で、過去には鈴木誠也や田中広輔、森下暢仁などの獲得に関わりました。尾形氏と同じ内野手で通算91試合出場の高山氏は、玉村昇悟や24年ドラフト1位の常廣羽也斗らを担当しています。

近畿地区担当で昨年のドラフト3位・勝田成と5位・赤木晴哉の獲得に関わったのが鞘師智也氏。一発を秘めた打撃に俊足の外野手で期待されましたが、一軍出場はわずか22試合で現役を終えています。スカウト転身後は岡田明丈、石原貴規などを担当し、2019年ドラフトでは報徳学園高校の後輩である小園海斗の獲得に尽力しました。

かつては北別府学から前田智徳、緒方孝市などを発掘した宮川(村上)孝雄氏の後を継いで、九州担当となったのが末永真史氏です。現役時代は「赤イチロー」と呼ばれるほどの天才的な打撃で、外野のレギュラーに期待されましたが、故障もありなかなか一軍に定着できず、10年間で236試合出場に終わり、スカウトとしては島内颯太郎を担当しています。

上記の8人に加え、今年から新任となったのが下水流昂氏で、担当地区は関東になりました。横浜高校から青山学院大学、ホンダというエリートコースをたどった経歴を持つ同氏には、多彩な人脈を生かした選手発掘に期待したいところです。

チームの将来を決める役割を担っていると言っても過言ではないスカウトの仕事。『育成のカープ』の命運を握る存在として、今後も注目したいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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