【ハイライト動画あり】三菱自動車岡崎、秋山翔が5安打1失点の完投でJR東日本東北に勝利。都市対抗野球大会

JR東日本東北vs.三菱自動車岡崎

都市対抗野球大会は7日目を迎え、9月3日（水）から2回戦へと突入。第2試合では、昨年準優勝のJR東日本東北（仙台市）と、初戦でJR四国を下した三菱自動車岡崎（岡崎市）が対戦した。

試合は両先発投手が軽快な立ち上がりを見せる。三菱自動車岡崎の秋山翔が、JR東日本東北打線を三者凡退に打ち取ると、JR東日本東北の竹本祐瑛も、相手打線を三者凡退に打ち取る好投の応酬に。

その後、両投手とも安定した投球を見せるなか、序盤はスコアボードに「0」が並ぶ展開となる。特に三菱自動車岡崎は、5回まで打者15人を連続で打ち取るパーフェクトピッチングを披露する。

試合が動いたのは5回。三菱自動車岡崎は秋山の快投に打線が応える。JR東日本東北の竹本に対し、この回先頭の5番・中村奎太が単打で出塁すると、二死となったところで8番・西川尚希がフルカウントから左中間スタンドへ消える2ラン本塁打を放ち、完全に投手戦の様相を呈していた試合の先手を取る。

これに対しJR東日本東北は直後の6回、それまで走者を出せていなかった秋山に対し、この回先頭の7番・鈴木聖歩がチーム初安打で出塁。その後、二死2塁とすると、1番・金沢龍介の適時打で間を置かずに1点を返すことに成功する。

1点差に迫られた三菱自動車岡崎は8回、相手2番手の武田龍成に対し、二死1・2塁の場面で4番・古川智也がフルカウントから二塁への内野安打を放つと、2塁走者が好走塁で一気に生還し、喉から手が出るほど欲しかった追加点を挙げる。

2点のリードを得た秋山は9回もマウンドに上がると、ここも難なく無失点で締め括り、5安打1失点、8奪三振無四球の堂々たるパフォーマンスでチームの勝利に花を添えた。3-1の接戦を制した三菱自動車岡崎は、準々決勝で昨年初戦で大敗したNTT西日本と対戦する。

◆試合結果
JR東日本東北　｜0 0 0 0 0 1 0 0 0｜1
三菱自動車岡崎｜0 0 0 0 2 0 0 1 X｜3

◆投手
・JR東日本東北　：竹本祐瑛、武田龍成
・三菱自動車岡崎：秋山　翔

◆本塁打
・三菱自動車岡崎：西川尚希（2ラン）