【ハイライト動画あり】前回準優勝のJR東日本東北、終盤の反撃でトヨタ自動車に逆転勝ち。都市対抗野球大会

JR東日本東北vs.トヨタ自動車

第96回都市対抗野球大会は8月28日（木）に開幕し、30日（土）も1回戦の3試合が組まれている。第2試合はJR東日本東北（東北第1代表／仙台市）とトヨタ自動車（東海第1代表／豊田市）の対戦だった。

トヨタ自動車は昨秋の日本選手権でMVPに輝いた左腕・増居翔太が先発。制球力、多彩な球種を活かしつつ、立ち上がりから好投を見せる。

JR東日本東北の先発を任された左腕・早坂一希も好投を見せていた。ただ、トヨタ自動車は3回裏、足を絡めて二死2塁のチャンスを作り、2番・北村祥治がレフト前タイムリー安打を放って先制する。

JR東日本東北も5回表、一死2塁から7番・鈴木聖歩がレフト前安打を放つが、徳本健太朗の好返球に本塁生還を阻まれた。

トヨタ自動車は6回裏にも8番・福井章吾がライト前前タイムリー安打。7回表には2番手の津高弘樹から4番・逢澤崚介のタイムリー二塁打を放ち3点目。勝利に向けて大きく前進する。

しかし、トヨタ自動車は継投でつまずいた。7回裏一死2・3塁の場面で増居を交代させると、2番手の右腕・川本祐輔が打ち込まれてしまう

TDKは3番・浦林祐佑の2点タイムリー二塁打、4番・丸山大のタイムリー二塁打と畳み掛け、試合を3-3の振り出しに戻した。試合は9回を終えても3-3と決着つかず、今大会初のタイブレークに入る。

JR東日本東北は10回表、9番・小鷹葵がバントを決め、一死2・3塁から1番・金沢龍介がライト前タイムリー安打。5-3とこの試合初のリードを奪った。

JR東日本東北は10回裏から3番手投手に武田龍成を起用すると、トヨタ自動車の反撃を無失点でピシャリ。JR東日本東北が優勝候補のトヨタ自動車を下し、2回戦進出を決めている。

◆試合結果　※延長10回タイブレーク
JR東日本東北｜0 0 0 0 0 0 0 3 0 2｜5
トヨタ自動車｜0 0 1 0 0 1 1 0 0 0｜3

◆投手
・JR東日本東北：早坂一希、津高弘樹、武田龍成
・トヨタ自動車：増居翔太、川本祐輔、嘉陽宗一郎

文：大島和人