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野球 コラム 2025年8月28日

竹丸和幸、プロ注目の最速150キロ左腕に聞く。都市対抗野球

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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竹丸和幸(鷺宮製作所)

◆竹丸和幸(鷺宮製作所)

・ポジション:投手
・投打:左投左打
・生年月日:2002年2月26日(23歳)
・出身:広島県
・経歴:崇徳高校 → 城西大学

大学時代から頭角を現し、社会人となってからはコンパクトな投球フォームから繰り出されるMAX150キロのストレートと、切れ味鋭い変化球を武器に安定した投球を見せる。秋のドラフト会議での指名が予想されるプロ注目の左腕だ。

◆チームは3年ぶりの都市対抗出場

―― 東京都の第一代表として、3年ぶりの出場が決まりました。出場が決まったときの気持ちは?

サヨナラホームランで決まったので、驚きと喜びが半々くらいでしたが、達成感が大きかったです。

―― どういう達成感でしょうか?

昨年のシーズン終了後、新チームになってから2大大会(都市対抗・日本選手権)の出場を目標にやってきました。『スポニチ』(3月のJABA東京スポニチ大会)で日本選手権出場は決めましたが、都市対抗がメインなので、そこに向けてずっとやってきた努力が報われた感じです。

―― 昨年の社会人1年目はケガで都市対抗予選に出られず、今年は…という思いもあったのでは?

春先からずっと主戦で投げてきたので、都市対抗予選の3試合は全部先発するつもりでした。ただ、最後の試合は投げられなかったので少し悔しい。でも、2試合は先発できたので、その点は良かったです。

◆初の都市対抗出場では初戦に先発したい

―― 初めての都市対抗ですが、心境はいかがですか?

東京ドームで投げてみたい気持ちはあります。まだ投げるかは決まっていませんが、できれば1試合目の先発で投げたいです。

―― 昨年の都市対抗はどのように見ていましたか?

うちからNTT東日本に2人出場していたので、その応援で現地に行きました。あと、先輩が何人か出ていたので、そのチームの試合も少し見ていました。

―― NTT東日本の応援はすごいと思いましたか?

普段の大会と違って応援が後押しになりますが、僕はピッチャーなので、どちらかというと相手の応援が気になります。いろいろな応援があって楽しいですね。

―― どこの応援が印象的でしたか?

一番印象的だったのはHondaの応援です。耳に残りますね。

インタビューに答える竹丸

◆明るく、日替わりヒーローの出るチーム

―― 今年の鷺宮製作所の特徴は?

一番は明るさです。昨年とは全く違います。チームスローガンの『全員野球』の通り、みんなが役割を全うするのが印象的です。

―― チームで何か変えたことはありますか?

1人1人が自分のやるべきことをしっかりやろうという意識を持ちました。あと、今年はずっと勝ってきているので、それもチームに良い影響を与えていると思います。

―― スポニチ大会や東京都予選と、チームは好調ですが要因は?

どの試合でも誰かが主役になり、それも固定ではなく、1人1人がどこかでヒーローになって仕事をしています。

―― チームはバランスが良いですね。

若手ががんばっているので、ベテランと若手のバランスが良く、全員が活躍しているので、いい感じです。

―― 補強選手については?

まだ、補強選手は来ていないので雰囲気は分かりません(取材は補強選手決定前)。僕も補強選手として他チームに行ったことはないです。でも、チームが少し変わるのかなと、楽しみにしています。

―― 選手層も厚くなりますね。

はい、第一代表になったので、さらに厚みが増すと思います。

都市対抗野球2025

鷺宮製作所・竹丸和幸投手独占インタビュー

◆ストレートの空振り率と変化球のキレを上げていきたい

―― ご自身の持ち味は?

調子に関わらず試合をある程度作れるところです。

―― 今、磨いているところは?

変化球です。まっすぐはそれなりに良いと言われていますが、決めきれない部分があるので、変化球のキレを磨きたいと思っています。

―― もともとは変化球型の投手ですか?

学生時代は速球がそこまで速くなかったので、どちらかというとチェンジアップ中心でした。

―― 社会人になってストレートが良くなりましたが、どのようなことをされたのですか?

特に意識したことはないのですが、学生時代は変化球中心でかわすピッチングだったのが、社会人になって直球の割合が増えたことが要因かもしれません。

―― ストレートの速さを実感したのはいつですか?

去年の『スポニチ』でMAXを更新したときです。大学時代と違い、球速の数字が明らかに上がっていて、「思ったより球が速い」と感じました。

―― MAX150キロのストレートの特徴は?

フォームも関係していると思いますが、ボールがいきなり出てくる感じだと言われます。

―― 今後はどう磨いていきますか?

空振りをもっと取れるよう、ストレートの空振り率を上げていきたいです。

◆都市対抗への意気込み

―― 注目される存在ですが、意識していることはありますか?

そう言われているみたいですが特別意識せず、チームが勝てるように投げることを考えています。

―― 対戦してみたいチームは?

バッターではなくチームですが、トヨタ自動車さんとやってみたいです。準決勝で当たる可能性があり、うちの最高成績はベスト4なので、そこで勝てば更新になります。それもあってトヨタさんとはやりたいです。

―― 今まで対戦したことはありますか?

最近、オープン戦でやったことはありますが、僕は投げていません。

色紙には「頂点」の文字

―― 竹丸投手にとって都市対抗とは何でしょう。色紙に書いていただけますか?

「頂点」です。社会人野球の頂点を決める大会でもありますし、チームとしてこの頂点を狙うために準備しているので、「頂点」と書きました。

―― ファンの方へメッセージをお願いします。

8月28日から社会人の頂点を決める大会が始まります。大の大人が泥まみれになり、本気で野球をするので、ぜひ応援よろしくお願いします。

―― みどころはどこでしょう?

社会人野球は一発勝負で、1球のミスで勝敗が決まります。負けたら終わりなので、1球にかける本気度が違います。30歳を超えても全力でプレーするので、そこがプロとは違う社会人野球の面白さです。

インタビュアー:羽村亜美

J SPORTS編集部

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