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野球 コラム 2025年8月21日

武田健吾、連覇を狙う三菱重工Eastのキーマンに聞く。都市対抗野球

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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武田健吾(三菱重工East)

武田健吾(三菱重工East)

・ポジション:外野手
・投打:右投右打
・生年月日:1994年4月18日(31歳)
・出身:福岡県
・経歴:自由ヶ丘高校―オリックス―中日―三菱重工East

福岡県の自由ヶ丘高校では、高校通算23本塁打を放つ強打者として活躍。2012年のドラフト会議でオリックス・バファローズから4巡目指名を受ける。2019年のシーズン途中に中日ドラゴンズに移籍。

2021年、三菱重工Eastに加入。2022年の都市対抗では、ENEOSの補強選手として優勝を経験。2023、2024年には自チームで都市対抗に出場。2年連続優秀選手に輝き、2024年はチームの優勝に貢献した。

◆前回優勝チームとして迎える都市対抗

―― いよいよ第96回都市対抗野球が開幕します。心境はいかがですか?

やっと来たなというワクワク感が強いです。東京ドームでプレイできる、あの感じをまた味わえるんだなと。早く来てほしいと思います。

―― 去年の都市対抗を振り返って、一番印象に残るシーンはなんですか?

やっぱり、優勝した時の最後の打球を取った瞬間が一番印象に残っています。「飛んできそうだな」という感じと、「飛んでこい」という思いがあっての打球だったので、「来た!」と思いながら守っていました。最後、自分が捕ってゲームセットというのが、一番かっこいいなと思いながら守ったので、「飛んでこい」と思いながら守ってました。

―― 武田選手といえば、執念のヘッドスライディングも印象的でした。

気持ちでセーフになってくれと思いながら走っているので、自然と出てしまいます。

―― そのあたりは社会人だからみたいなのはありますか?

プロの時はなかなかヘッドスライディングをする機会がなかったですが、社会人になってからは結構、ヘッドスライディングをしています。気持ちが先走って、飛んじゃっているみたいな感じですね。

色紙には「優勝」の文字

◆フレッシュな選手を加え、「もう1回優勝する」

―― 今年はどんなチームでしょうか?

若手の子たちも入ってきて、すごくいい選手もたくさんいるので、切磋琢磨し合いながら、「もう1回優勝するんだ」という強い気持ちを持って、練習を取り組めています。フレッシュで、若くて生き生きしているので、自分もそれに負けないように、いい刺激をもらいながらプレーできています。

―― 今年の注目選手はだれですか?

新人の川久保(瞭太)君を推したいと思います。守備もうまいですし、堅実ですし、パッティングでも必要な役割ができる。

チームで一番練習をします。本当にすごいなと思いながら見てます。朝早く来て,ノックを受けたり、バッティングをしたり、最後まで残ってウエイト、バッティング、守備とずっとやっている。大丈夫かなと思うぐらいの練習量なので、絶対打ってくれると思います。

―― みんな、すごく楽しそうに練習して仲がいいなと思います

本当に仲がいいですし、僕も小学生の小さい時に戻った感じを楽しみながらプレーできてます。あの気持ちをやっぱり忘れてはいけないなと思うので、本当楽しみながら毎日過ごしてます。

都市対抗野球2025

【動画】三菱重工East・武田健吾選手独占インタビュー

◆プロ野球とは違う社会人野球の魅力

―― プロ野球と社会人の違いをどういう風に感じていますか?

僕もそうですけど、30歳過ぎたベテランのおじさんが大きくガッツポーズしたり、雄叫びあげたり、ヘッドスライディングしたり。一球に命をかけてというか、それがすごく僕は好きで魅力を感じます。

―― 去年の大会では応援がすごかったと思います

本当に力になりましたし、見に来てもらって、たくさん応援してもらえるとうれしいなと思います。僕はあまり職場の方には行かないですが、横断幕を作って掲げてくれて応援してくれたりとか、本当に力になっているし、本当にうれしいなと思っています。本当にその人たちのためにも、三菱のためにもがんばりたいなと思います。

大会への意気込みを語る武田健吾

―― 武田選手は補強の経験もありますし、昨年の優勝は補強選手の活躍があったと思います。改めて補強制度をどんなふうに感じていますか?

プロ野球ではない制度ですし、僕も1度経験させてもらって、本当にすごい制度だなと思います。僕も補強で選んでもらって優勝を経験できたので、本当に良かったなと思いました。

―― 今年は補強選手がいません

そこで優勝するのが真の強さだと思うので、みんなでがんばりたいと思います。補強選手がいない分、その枠が空いているので、みんながそこに向かって必死にレギュラーを取りに行く。そのいい循環というか、本当に切磋琢磨しあいながら、チーム一丸となっていけていると思います。

―― 年々、都市対抗の魅力にハマっていく方も多いと思います

僕もどんどん社会人野球にハマってきています。負けたら終わりの試合なので、みんなが雄叫び上げたり、ガッツポーズしたりとか、なかなか大人が熱いプレーをすることがないので、それが社会人野球だと思うので、すごい魅力感じます。

都市対抗の優勝チームがつける「黒獅子旗」のエンブレム

◆大会連覇に向けて

―― 武田選手は今年進化してるところはありますか?

変わらずに、毎年変わらずに、トレーニングもしっかりできてますし、練習もちゃんとできているので、去年よりもいいところでチームに貢献できる、勝利打点を意識して今年はやっていきたいと思います。

―― 周りからは連覇の期待があるとは思います

そこに向かって行きますが、あまり気負わずに一戦一戦、全員で戦っていくのを意識して、練習からやってます。

―― 開幕戦、NTT西日本戦に決まりました。

本当強いチームなので、絶対負けたくないといいう強い気持ちを持ちながら、楽しみながら開幕戦を迎えれたらいいなと思います。強いチームですが、そこに勝っていかないといけないので、一戦一勝でがんばるぞという感じでした。

―― ユニフォームの左袖にある『黒獅子旗』のエンブレムがかっこいいですが、改めてこれをつけた1年はどんなふうに感じてましたか?

重みを感じるというか、ずっとこうつけれるならつけておきたいなと思うので、今年も優勝して、来年もつけたいと思います。

―― 都市対抗野球大会8月末開幕です。楽しみにしている方へのメッセージをお願いします。

また、熱い試合が始まるので、ぜひ球場でお越しいただいて、たくさんの熱い応援をよろしくお願いします。

インタビュアー:羽村亜美

J SPORTS編集部

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